内容説明
彫刻と写真の交差から浮かび上がる、地続きの経験。ともに近代の技術に支えられつつ、時と場に応じて芸術の相貌をまとう実践を豊かに解き明かす。
目次
序論 像をうつす
1 彫刻複製写真の歴史
2 印象主義彫刻と写真―ロダンとロッソ
3 ブランクーシ 彫刻を拡張する写真
4 展開された場としての写真―デイヴィッド・スミス頌
5 脱‐文化としての彫刻―ジュゼッペ・ペノーネの場合
著者等紹介
金井直[カナイタダシ]
1968年福岡県生まれ。1991年京都大学文学部卒業、1999年同大学にて博士号取得。豊田市美術館学芸員(2000‐07年)を経て、2007年より信州大学人文学部准教授。2017年より同教授。専門は新古典主義および近現代彫刻史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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