内容説明
写生と反写生という二項対立の図式は、空疎な主導権争いを生んできた。そう考える著者はこの相克に終止符を打つべく、塚本邦雄、岡井隆、山中智恵子、浜田到、玉城徹らの作品に具現化した言葉のリアリティーを、周到に読み解いてゆく。真のリアリズムを求めて疾走する、スリリングな1000枚。
目次
第1章 岡井隆論
第2章 山中智恵子論
第3章 浜田到論
第4章 塚本邦雄論
第5章 玉城徹論
第6章 言葉のリアリティーの探求
著者等紹介
江田浩司[エダコウジ]
1959年岡山県生まれ。短歌結社誌「未来」編集委員。「芭蕉会議」世話人。現代歌人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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