出版社内容情報
紀元前から現在までーー4000年にわたる壮大な表現の発展を偉人たちの功績でたどる。創造のエネルギーに満ちたアートとデザインの歴史!
観察を表現の柱にしたレオナルド・ダ・ヴィンチ
コンセプチュアル・アートの先駆けとなった仙厓義梵
「選ぶこと」をアートにしたマルセル・デュシャン
無意味を発展させたアンディ・ウォーホル
「読点」で「間」をあらわした松岡正剛
半世紀以上にわたりグラフィック・デザイナーとして活躍し、デザインの視点から人類史を読み解く本を数多く執筆してきた松田行正が選んだ「アートとデザイン界のパイオニア」101人。
紀元前から現在までーー宗教革命・産業革命・世界大戦などの世界史的な出来事を経て人びとの価値観が大きくかわり、また技術革新により創造のあり方までもが移り変わっていくなかで、表現者たちは時代とどう対峙し、常識を打ち破るような表現を生み出してきたのか。
グラフィック・デザイン、絵画、写真、映画、音楽、建築、科学などジャンルを横断し、表現が連鎖しながら発展していく様を当時の時代背景とともに読み解き、表現者たちの創造の源泉にせまる。
表現のヴァリエーションが増えれば、それだけ世界は楽しくなる。
【本書に登場する人物(抜粋)】
1 17世紀以前
系統樹をデザインしたポルピュリオス
楽譜記譜法の原型を考案したグイード
地図で世界の「イメージ」を確立したメルカトル
2 17‾18世紀
トリミングとレイアウトの妙味を示した俵屋宗達
アイ・トリックをはじめて用いたホガース
『百科全書』を編纂したディドロ
3 19世紀
「スピード」感を描いたターナー
世界初のサン・セリフ体(ゴシック体)をつくったキャズロン四世
鶏頭図で衝撃を与えたナイチンゲール
映画への橋渡しとなるコマ撮りの可能性を示したマイブリッジ
骨組みをそのまま装飾にしたエッフェル
4 20世紀
完全な抽象を求めたモンドリアン
アートの極北を示したマレーヴィチ
シンプルな広告表現のフォーマットをつくったベルンハルト
ペンギン・ブックスなどに発展していく本の型をデザインしたマーダーシュタイク
周縁レイアウトにこだわったチヒョルト
5 21世紀
極大と極小を対比させたバーク゠ホワイト
決定的瞬間を演出した亀倉雄策
「ハート」と「かわいい」を結びつけた内藤ルネ
「読点」で「間」をあらわした松岡正剛
本の触感に「重さ」を加えた戸田ツトム
◉豊富な図版、450点以上を収載
◉小口や背に偉人たちの顔が浮かぶ、仕掛けが楽しい造本
【著者紹介】
松田行正 (マツダ・ユキマサ)
本のデザインを中心としたグラフィック・デザイナー。自称デザインの歴史探偵。「オブジェとしての本」を掲げるミニ出版社、牛若丸主宰。『眼の冒険』(紀伊國屋書店)で第37 回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。牛若丸の活動で第23 回佐藤敬之輔賞受賞。近書に、『〈連鎖〉の冒険』(河出書房新社)、『かたちと人類』『書物とデザイン』『宗教とデザイン』『アート&デザイン表現史』『戦争とデザイン』(左右社)、『線の冒険』『眼の冒険』(ちくま 文庫)、『ZERRO 増補新装版』『グラフィック・ビートルズ』(牛若丸)がある。



