内容説明
“カンマの女王”こと、伝統ある「ザ・ニューヨーカー」のベテラン校正係があふれる愛とともに語るギリシャ語の世界。
目次
序章 祈り
第1章 アルファからオメガまで
第2章 AはアテナのA
第3章 生きていたって死んでいたって
第4章 愛しのデメテル
第5章 悲劇好き
第6章 アフロディテと泳ぐ
第7章 アクロポリス・ナウ
第8章 海!海!
著者等紹介
ノリス,メアリ[ノリス,メアリ] [Norris,Mary]
1978年から『ザ・ニューヨーカー』誌で24年間、校正者として勤務
竹内要江[タケウチトシエ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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北風
12
邦題は最近の日本のはやりにのっかりすぎだろ。日本語も堕ちたもんだ。ギリシャと冠されてなかったら、読みきれなかったと思う。ギリシャを少しでも知れて楽しい。現代ギリシャ語を習いたいと思ったけど、なんの益もないしな。英語圏の人間でも難しいんだろうか? 今の日本、句読点を受け入れられないらしい。カンマの女王がそれを聞いたらなんていうだろう? カンマの語源はギリシャ語らしい。そして、カンマは混乱を防ぐために作られたらしい。そんなカンマを不愉快なものとして受け取るなんて、そういう精神こそが不健全だろうに。2024/03/08