内容説明
アガサ・クリスティーが刷新した推理小説のルール、パトリシア・ハイスミスがひらいたドメスティック・ノワールの世界、シカゴを闊歩するサラ・パレツキーの私立探偵…。作家たちへのインタビューと新旧傑作の紹介でたどる100年の系譜。英語圏女性犯罪作家クロニクル。
目次
第1章 議論をはじめる前に
第2章 なぜ女性は犯罪小説を読むのか
第3章 黄金時代―アガサ
第4章 振りかえり、そして跳躍する
第5章 私立探偵
第6章 イギリス警察の女性たち
第7章 アメリカ警察の女性たち
第8章 レズビアンの主人公登場
第9章 黒人、身体障がい者、見える存在、見えない存在
第10章 法医学に携わる女性たち
第11章 キラー・ウィメン、ドメスティック・ノワール、女性に対する暴力
第12章 刑事司法、書評とステータス
著者等紹介
クライン,サリー[クライン,サリー] [Cline,Sally]
イギリスの文学者、伝記・小説作家。ダラム大学とランカスター大学で修士号を取得、ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツやアングリア・ラスキン大学に所属し、ケンブリッジ大学で教鞭をとった。著書であるラドクリフ・ホールの伝記Radclyffe Hall:a Woman Called John、評論Lifting the Taboo:Women,Death and Dyingなどで文学賞を受賞している。ほかにゼルダ・フィッツジェラルド、ダシール・ハメットの伝記など、本書を含め12冊のノンフィクションと2冊のフィクションを執筆した。2022年没。本書が最後の著書となった
服部理佳[ハットリリカ]
翻訳家。早稲田大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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