内容説明
前衛と大衆に対立する双頭の組織者―「工作者」。筑豊に移り住み「サークル村」運動から未踏の領野をきりひらく。
目次
工作者の論理―T氏への手紙
観測者と工作者
伝達の可能性と統一戦線―日高六郎への手紙
何が「警職法」を破ったか
沈黙の夜を解くもの
明日へ生きのびること
『城下の人』覚え書
庶民・吉本隆明
私はロルカを買わない
女たちの新しい夜
女のわかりよさ―山代巴への手紙
母親運動への直言
分らないという非難の渦に
びろう樹の下の死時計
著者等紹介
谷川雁[タニガワガン]
1923年12月熊本県水俣市生まれ。45年東京大学文学部社会学科卒業。8カ月の従軍。95年『北がなければ日本は三角』(河出書房新社)『幻夢の背泳』(河出書房新社)2月病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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