内容説明
イギリスにおける脱構築批評の第一人者であり作家でもある特異な思想家による卓抜なデリダ論集。文学と哲学の制度的境界を抹消しつつ、クリプト美学的なるものの分析を通じて、亡霊たちのさざめく“エクリチュールの時間”を往還する試み。三つの講演論文「詩、動物性、デリダ」「ジョウゼフ・コンラッドを読む―海岸からのエピソード」「ジャック・デリダと小説の未来」に、貴重なオリジナル・インタヴュー「海岸から読むこと―文学、哲学、新しいメディア」を併録する。
目次
詩、動物性、デリダ
ジョウゼフ・コンラッドを読む―海岸からのエピソード
ジャック・デリダと小説の未来
海岸から読むこと―文学、哲学、新しいメディア
著者等紹介
ロイル,ニコラス[ロイル,ニコラス] [Royle,Nicholas William Onslow]
1957年生まれ。英国(イングランド)のサセックス大学英文学教授。専門は英米文学。かつてはオクスフォード大学(イングランド)、タンペレ大学(フィンランド)、スターリング大学(スコットランド)でも教えた経験があるほか、サンティアゴ・デル・コンポステラ大学(スペイン)、エルフス大学(デンマーク)、リール第三大学(フランス)で客員教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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