内容説明
核実験とミサイル発射をエスカレートさせる北朝鮮は、先鋭的な軍事的挑発を続ける。日本国内ではハッカー集団ラザルスを中心としたサイバー攻撃や武装テロが勃発し、混乱が巻き起きる。北朝鮮が最終的に狙いとするのは、国際社会に核保有国と認めさせることだった。大規模なテロ攻撃を阻止した日本は、北朝鮮の軍事挑発を食い止めるべく、遂にアメリカと共に先制攻撃を開始する。ヘリコプター搭載護衛艦を擁する海上自衛隊護衛隊群が出撃する一方、アメリカ軍もトマホークによる対地攻撃を開始した。だが、徹底抗戦の構えを崩さない北朝鮮は強力な地上軍を南進させていく…。現実に起こり得る脅威をリアリティ溢れる筆致で描く戦慄の近未来シミュレーションノベルス。
著者等紹介
齋藤穣[サイトウミノル]
1961年生まれ。大学卒業後、機械や電機といった大手メーカー畑を歩む。アジア、中東、欧米などを歴訪した経験から各国の政治や歴史に造詣が深く、外交や軍事を司る戦略や組織の描写を得意とする。現在は地政学や軍事史の研究に従事しながら執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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