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出版社内容情報
『ドン・キホーテ』のパロディーたるスペイン自然主義文学にして、マリオ・バルガス?リョサに「20世紀初頭の前衛小説に先んじた手法」と称された《非現実の夢》を用い、首都マドリードの都市空間の綾を読み解くベニート・ペレス?ガルドスの都市小説の傑作長編。本邦初訳。
【目次】
内容説明
神よ、どうしてあたしを高貴な生まれにしたの?どうして卑しい庶民として生んでくれなかったの?どうして頭から足まで下層民に、容姿も下層民に、振る舞いも下層民に、魂も下層民にしてくれなかったの?…『ドン・キホーテ』のパロディーたるスペイン自然主義文学にして、マリオ・バルガス=リョサに「20世紀初頭の前衛小説に先んじた手法」と称された《非現実の夢》を用い、首都マドリードの都市空間の綾を読み解くベニート・ペレス=ガルドスの都市小説の傑作長編。本邦初訳。
著者等紹介
ガルドス,ベニート・ペレス[ガルドス,ベニートペレス] [Gald´os,Benito P´erez]
1843‐1920。大西洋に浮かぶグラン・カナリア島に生まれ、英米の文化的影響のもと育つ。マドリードに上京して以来、生涯、自由主義の立場から多様な作品を執筆しつづける。ブニュエルによって映画化された『悲しみのトリスターナ』の原作者として知られるが、本国スペインでは「セルバンテスに次ぐ」と評され、ジャーナリズム活動のほか、小説二十篇、歴史小説四十六篇、戯曲二十六篇という創作活動から、十九世紀ヨーロッパの巨匠たちに比肩しうる作家である
大楠栄三[オオグスエイゾウ]
1965年、福岡県甘木市生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、明治大学教授。専門は十九世紀後半から二十世紀初頭のスペイン小説・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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rinakko