ハンセン病最初の女性医師服部ケサ―鈴蘭医院へ

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ハンセン病最初の女性医師服部ケサ―鈴蘭医院へ

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  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864882590
  • NDC分類 498.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ハンセン病者への偏見と差別があり、女性が医師になるのが困難であった大正時代に、ハンセン病者に尽くした女性医師。遺された日記を中心とした原資料を丹念にあたり、現地への取材を重ねた著者の集大成。「女性史、ハンセン病を研究されている方々に読んでほしいんのです」(著者)。
服部ケサは、1884年、福島県岩瀬郡須賀川村(現在の須賀川市)生まれ。1905年、東京女医学校に入学し、当時の医師制度が変更され、女性医師への道が限られるなか、1914年に医師免許取得。女医の就職先が少ないなか、三井慈善病院に看護師として勤務する。この病院で、看護師の三上千代と出会い、キリスト者となる。1917年、イギリス人女性宣教師コンウォール・リーと三上に乞われ、ハンセン病者が集落をつくっていた群馬県草津に向かい。翌年発足した聖バルナバ医院で医師として働く。1924年、持病の心臓病が悪化する中、三上とともに聖バルナバ医院を退職。新居を「鈴蘭医院」とするも、同年11月22日、心臓麻痺のため亡くなった。
1932年、聖バルナバ医院、鈴蘭医院の近くに、国立療養所栗生楽泉園が設立される。こうした服部の足跡を丹念にたどる。

内容説明

大正時代―難関を突破しても女性医師の働き口は少ない。看護婦として勤めた先での運命的な出会いは、癩といわれた病者への治療と伝道に、ケサを導いた。郷里・須賀川から遠く離れた湯之沢で、心臓に病を抱えながらも激務に臨んだその生涯を追う。

目次

1 草津高原(草津の高い空;「さびしい死」と「みじめな死」 ほか)
2 旅立ち(須賀川;山形 ほか)
3 出会い(東京女医学校;慈善病院 ほか)
4 集結湯の沢(労働共救会;光塩会 ほか)
5 野の花すずらん(聖バルナバ医院;死者のきよめ ほか)

著者等紹介

武田房子[タケダフサコ]
1949年、福島県白河市生まれ。女性史研究家。福島大学卒業後、教職に就く。のち退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yoshida

3
自分の郷土の偉人、明治期女性医師の生涯を描いたノンフィクション。 残された日記や資料、証言をもとにケサに関わる人たちの境遇、時代状況、世界情勢まで丁寧に描いていく。 明治では前例の少ない女性医師になるには大変な苦労があり、ましてや不治の病「らい病」の治療に人生を捧げ全うしたのはキリスト教信仰を依代したことだけではないと思う。この書は人間臭いエピソードはあまりなく「偉人」としてまとめられている。 50年前中学の保健室に貼られてたらい病ポスターと近年国の救済政策が実施されたことを俯瞰すると歴史を感じる。2024/10/18

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