出版社内容情報
『無援の抒情』で時代を象徴する歌人となって50年。振り返るといつもうたがきらめく。百人一首から現代短歌まで、百余首が光る。
道浦母都子[ミチウラ モトコ]
内容説明
いつのことを語るにも、うたがきらめく。『無援の抒情』により全共闘運動を象徴する歌人となった著者。あれから、はや50年―百人一首から現代まで、エッセイの中に180首が光る。
目次
1 うた彩々(春;夏;秋;冬)
2 ふり返り(母刀自の愛;夕庭の紫陽花 ほか)
3 口ずさみ「百人一首」(淡路島かよふ千鳥のなく声に幾夜寝ざめぬ須磨の関守―源兼昌;あらざらむこの世のほかの思ひ出にいまひとたびのあふこともがな―和泉式部 ほか)
4 あこがれ(晶子が愛した気の山;一人の兵の葛藤―近藤芳美歌集『吾ら兵なりし日に』 ほか)
著者等紹介
道浦母都子[ミチウラモトコ]
1947年和歌山県生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。同大在学中の71年、短歌結社「未来」に入会、近藤芳美に師事。歌集に『無援の抒情』(80年、現代歌人協会賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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