著者等紹介
手島圭三郎[テジマケイザブロウ]
北海道生まれ。日本版画協会会員。「しまふくろうのみずうみ」で日本絵本賞受賞、「カムイチカプ」で厚生省児童福祉文化奨励賞受賞、「きたきつねのゆめ」でイタリア・ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞、’87ニューヨークタイムズ選世界の絵本ベストテン、「おおはくちょうのそら」で’88ニューヨークタイムズ選世界の絵本ベストテン。平成29年北海道功労賞、平成30年度地域文化功労賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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明るい表通りで🎶
25
ラッコは、子どもをおなかの上に乗せて子育てをする。おなかに石をのせ貝殻などを上手に割って食べる。天敵は、シャチ。シャチの群れに襲われた母さんラッコ。遺されたこどもは、ラッコの群れで育つ。少し悲しくもこころあたたまる絵本。2024/04/02
遠い日
2
詩情豊かにラッコを描くが、物語性と科学的な生態とが融合して、手島圭三郎氏の世界がみごとに築かれている。かわいいイメージのラッコですが、海で生き延びるためにはいつでも危険と隣り合わせ。子育ては母同士の協力の姿勢に支えられる面もある。天敵のシャチから身を守るのはひたすら海藻に身を隠すのみ。それでも、命を落とす個体もあって当然。自然界は容赦がない。母を失った子どものラッコは群れの別の母ラッコが世話をするとある。2024/06/06
はる熊猫
1
可愛さがフューチャーされがちなラッコだけど、メスなんて特に毎日毎秒ハードモードなんだよね…。手島圭三郎先生らしい、大自然の厳しさと生命のたくましさが伝わってくる1冊。2024/04/02
てぽぽ
0
6年生に読み聞かせ
NOYUKI
0
なんか、野生動物って、大変なんだなぁとつくづく。日本の野生のくまさんたちの受難についても考えてしまうなあ。食物連鎖に是も非もないもんね。2024/07/31
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