内容説明
“ネコダまち”のさがりめは、にんげたちにもしたしまれるにんきものだ。となりまちのボス・シゲゾーがまんげつのよる、まちをうばいにくるという。もちろん、ネコダまちのボス・ジロチョーはうけてたつ。さがりめもかりだされた。さあ、たたかいのゆくえはどうなるか…。
著者等紹介
うえのよし[ウエノヨシ]
上野与志。東京都に生まれる。1972年中央大学文学部卒業。絵本・童話作家。日本児童文芸家協会理事。児童書出版社で長く編集者を務める傍ら創作活動を続け、現在は作品作りに専念する
くさかみなこ[クサカミナコ]
宮城県に生まれる。上智大学文学部英文学科卒業。絵本作家。第14回ピンポイント絵本コンペ入選ののち、絵本創作活動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
48
下がり目、下がり眉のネコのニャン。その顔を見るだけで、思わず笑ってしまう。そのおかげでニャンはヒーローに。「わらってくらせば せかいはへいわ」だね。2021/12/11
退院した雨巫女。
16
《図書館-返却》争い事は、けっしてよくない。さがりめのニャンのおかげで、和んだね。2021/12/09
Cinejazz
14
〝おいら、生まれた時からの野良猫で、猫にゃ珍しい下がり目で、おまけに眉毛も下がってる。 だから「さがりめ」って呼ばれてるんだ。「ニャハハハハ、その下がり目みると、笑っちまうぜ」と笑われて、喧嘩にもならねえんだけど・・・。 ネコダまちのボス・ジロチョーと隣り町のボス・シゲゾーとのあいだで、町で縄張り争いの渦に巻き込まれた「さがりめ」・・・大好きな「リリィ」ちゃんを前にして、満月の夜の戦いのゆくえはどうなる?・・・〟『ねこのおふろや』の作者くさか みなこサンの絵による、笑いが平和を招いてくれる、癒しの絵本。2024/02/23
FOTD
13
ネコダ町に住む野良猫の「さがりめ」は、目も眉毛も下がってる。喧嘩になりそうになっても「その下り目、笑っちゃう」と相手に言われて喧嘩にならない。ある日、隣町の猫たちが町を奪いに来ることになったが、どうなってしまうのか。という話。 笑って暮らせば世界は平和。くさかみなこさんが描く猫がたくさん登場する。2024/05/24
ふじ
12
絵が特徴的。下がり眉、下り目のネコがみんなを笑わせて何ごとも一件落着!東リべ見た後だから、ネコもヤンキーも似たようなもんね、なんて…マンガみたいな軽いタッチの絵本。文字はまずまず多め。2023/02/01
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- 和書
- 夜はわが友 創元推理文庫