出版社内容情報
お蔵茶屋〈くら姫〉の主・お妙の後見役で骨董商を営む蝸牛斎は、お妙の門出を祝うために催した茶席を機に、金儲けだけがすべての男・播磨屋呉公に恨まれ、ひどい災難に見舞われる。
一方、出直し神社の手伝いの娘・おけいは、ムカデに足を咬まれて痛がるお妙のために、〈なめくじらの婆〉と呼ばれる評判の薬師のもとを訪ねることに。
薬師が住む蔵に通ううち、おけいは神楽鈴のごとき美しい音色を耳にして……。
千里眼を持つうしろ戸の婆は、人知れずもつれ合った人生をするするとほどいていく。
懐の深い貧乏神を祀る神社にやってくる人々を濃やかに描く、人情×謎解き時代小説。
内容説明
お蔵茶屋“くら姫”の主・お妙の後見役で骨董商を営む蝸牛斎は、お妙の門出を祝うために催した茶席を機に、金儲けだけがすべての男・播磨屋呉公に恨まれ、ひどい災難に見舞われる。一方、出直し神社の手伝いの娘・おけいは、ムカデに足を咬まれて痛がるお妙のために、“なめくじらの婆”と呼ばれる評判の薬師のもとを訪ねることに。薬師が住む蔵に通ううち、おけいは神楽鈴のごとき美しい音色を耳にして…。千里眼を持つうしろ戸の婆は、人知れずもつれ合った人生をするするとほどいていく。懐の深い貧乏神を祀る神社にやってくる人々を濃やかに描く、人情×謎解き時代小説。
著者等紹介
櫻部由美子[サクラベユミコ]
大阪府大阪市生まれ。銀行員、鍼灸師などを経て、2015年に『シンデレラの告白』で第7回角川春樹小説賞を受賞。2021年、『くら姫 出直し神社たね銭貸し』で第10回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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kmori299