出版社内容情報
【著者紹介】
北海道生まれ。『しまふくろうのみずうみ』では絵本にっぽん賞を、『きたきつねのゆめ』はボローニア国際児童図書展グラフイック賞を、『おおはくちょうのそら』はドイツ児童文学賞絵本部門ノミネート賞など、数々の賞を受ける
著者等紹介
手島圭三郎[テジマケイザブロウ]
北海道生まれ。「しまふくろうのみずうみ」で絵本にっぽん賞、「きたきつねのゆめ」でボローニァ国際児童図書展グラフィック賞受賞、’87ニューヨークタイムス選世界の絵本ベストテン。「おおはくちょうのそら」’88ニューヨークタイムス選世界の絵本ベストテン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
83
手島圭三郎さんが絵本作家としてデビューした作品。湖のそばで暮らすしまふくろう家族の一夜。特別ストーリーがあるわけではなく、家族を見つめている。版画ならではの黒いベタ面が表現する夜と羽を広げたしまふくろうの姿が素晴らしい。静かな中に水面の音やしまふくろうの鳴き声が響き渡る。版画としても、とても美しい作品だ。2021/12/05
ぶち
78
北海道の深い山奥の誰も知らない湖。けものたちがねぐらに帰る頃、しまふくろうの親子はあらわれます。子どものために夜明けまで、何度も交代で魚を捕りにいくお父さんとお母さん。親子のあたたかさが伝わる物語です。 見開きいっぱいに描かれた版画は圧倒的な迫力で迫ってきます。音もなくす~っと飛ぶ姿、鋭い爪で魚を捕らえた姿に、息をのんでしまいます。湖の向こうに沈む夕日、魚を捕らえた時の波紋、夜が明けるときの湖… どの版画も単色ですが、なんとも美しく、神秘的です。2025/04/25
yomineko@ヴィタリにゃん
70
読み友様からのご紹介本です📚「生きる」という言葉がまさしくぴったりなシマフクロウ親子の物語。版画が秀逸で内容も素晴らしい作品。シマフクロウの羽根の模様の表現力が凄い。飛んでいる様子はまるで本物の様。この方の作品を他にも読んでみたいと思う。2022/08/31
鱒子
70
図書館本。1982年作の復刊本。著者のデビュー作。幼い子を育てるしまふくろう夫婦の物語絵本。子ふくろうがかわいい。しまふくろうって魚も食べるのですね。2019/06/29
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
51
北海道のふかいふかい山奥で暮らすしまふくろうの親子の物語。しまふくろうが魚を捕りに行く時の羽根を伸ばした姿が雄大でかっこ良かったです。手島さんの版画絵本は実に素晴らしい。2018/07/15
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