出版社内容情報
ヤンデルとグレテルの兄弟は、ひとでなしの両親によって、深い森に捨てられてしまう。お腹がすいた二人は、絵本で読んだおかしの家を森で探すことに。森で、おかしではなく、おかしな家を見つけるも、それは魔法使いの老婆の家だった。魔法使いは、二人を食べようと思うも、二人があまりの栄養失調状態だったので、まずはうまい料理をたらふく食べさせ、メタボな子供にしようとするが……。果たして、二人は、おかしな家から逃げ出すことができるのか(逃げ出したいのか!?)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りりす
12
絵がゲゲゲの鬼太郎とマシュマロ通信のセンスなかんじ。サブカルっぽさがあるから、可愛い絵でエロ・グロかと思ったら、子供たちがひねくれてる程度だった。もとのグリム童話のヘンゼルとグレーテルの方が怖いかもしれない。好きだけど、お話が中途半端な終わり方だったから、続きがあるならみたい。2016/07/08
ゆまたろ
10
ヘンデルとグレーテルのパスティーシュ。とってもブラックです。考えてみればグリムの設定も結構ブラック。なんせ、親に森に捨てられるのですから。でも貧しい時代にはこんなことが普通にあったからお話にもなってるんでしょうね。そして現代も、笑えない状況になってしまっている気もします。2016/03/29