内容説明
平凡な中年オジさん、西東彰比古はバツイチ。寂しくも気ままな独身生活を送る46歳。そんな彰比古の前に初恋の彼女、留子が突然現れる。彼女は別次元の地球から来たという。しかも、30年前に行くはずが「次元の迷子」になったと。彰比古は、16歳の留子に翻弄されながら、なんとか彼女を30年前に行かせようとするが、未来を書きかえるため、彼女が戻るのを妨害する敵が登場し…。中年オジさんの初恋が再び花開く!!
著者等紹介
板橋雅弘[イタバシマサヒロ]
小説家、漫画原作者、エッセイスト。東京都文京区出身。中央大学法学部卒。1991年から「週刊少年マガジン」でスタートした「BOYS BE…」シリーズが累計2000万部以上のベストセラーとなる。近年は絵本作家としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
50
筒井「時かけ」よりも、眉村「なぞの転校生」へのオマージュ。本文中にも出てくるし、何よりD-16世界というのも、「なぞ転」のD-15世界からのフォローだろう。留子との遭遇が、オジさんになった彰比古自身の過去とからんでいくストーリーは、青春と中春(?)の甘さと苦さを、同時に感じさせます。ラストは……やはりこうでなくては。時間SF(っぽい作品も入れて)のお約束ですね。2017/04/02
うまる
35
時間もの。このタイトルとこのアニメ版に寄せたっぽい表紙を見たら手に取らずには居られない。学生時代の青春とオジさん(46)の青春が相まって結構楽しかったです。時代が交錯したり、時空を利用する敵が出てきたりするけど、オジさんのユルい感じであまり深刻なノリにならず気楽に読めるのが良い。読後感も〇2021/01/16
coco夏ko10角
30
読む前に思ってたのとはちょっと違ったけどこれはこれで。オジさんが頑張ってるのかっこいいよ。2016/02/05
Kanazawa Dai
22
サラッと読めた(´-ω-`)何気なく買って読んだけど、結構良かった(゜∇^d)!!2015/02/10
最近は聞き専
15
表紙とタイトルにやられました。内容が気になるじゃないですか。。。しっかり最後まで読んでしまいました。時をかける少女のパロディでおふざけ小説かと思いましたが、全然違いました(汗)普通に面白かったです。2017/11/23