内容説明
夏のある日。郊外の巨大なショッピングモールを訪れた、大学生の弦海祐人はトイレで警備員の死体を目撃する。突如、鳴り響く非常ベルと共に防火シャッターが閉じられ、全ての出入り口は封鎖。閉じ込められた客たちを嘲笑うように、何者かが彼らを次々と殺害していく。そして、祐人は気づく。「この中に人殺しがいて、僕たちは逃げられない」。読む者全てが戦慄!衝撃の真実が待ち受けるパニック・サスペンス!
著者等紹介
築地俊彦[ツキジトシヒコ]
ゲーム制作会社勤務後、「まぶらほ」(富士見ファンタジア文庫)がアニメやゲーム化され大ヒット。以後、数々の作品を執筆、さらにはアニメや漫画の原案、脚本など幅広いジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかだ
42
なるほど。ショッピングモールに突然閉じ込められた人々が1人また1人と殺されていくパニック物のライトノベル。けっこうツッコミ所満載だけど、どうツッコんでも極端なネタバレになるから口を閉ざすしかない。ただ言えることは、すっごい電波ゆんゆんだな…って。それ以外にうまく当てはまる言葉が見つからないのが辛い。モール内に70人近くいたんなら、もっと面白い展開色々できそうだったのに、完全に背景扱いで勿体無い気もした。ラスト数行はちょっと驚いた。2017/08/09
yamakujira
7
閉じこめられたショッピングモールで次々に人が殺される、って「パニック・サスペンス」という紹介なのだけれど、恐怖感も緊張感も味わえない。犯人がこいつじゃ単純すぎるから、殺人鬼でも隠れてるのかと思ったのに、そのまんまだった。トリックも謎解きもないし、動機が意外といえば意外だっただけ。ラストのテレビのシーンも蛇足、B級ホラーのエンディングみたい。もしかして作者は、こんなB級感を狙ったのかもしれないな。 (★★☆☆☆)2016/02/17
seiko★
6
何、これって感じ・・・何も得るものがなく、読んでいて嫌気が差したが何とか最後まで読んだ。ただ、人間は何かに憑りつかれ思い込んだら、こんなにも狂ってしまうのか、、、と心が凍った。2017/10/07
スーヌ
5
【D+】う〜ん…酷い作品だ。恐らくこの本を手に取る人は、サスペンスやサバイバルホラーを期待して読み始めるのだが、何もかもが中途半端でつまらない仕上がり。一番納得がいかないのは、主人公の視点で描かれてるはずなのに読者に入ってくる情報が…これ以上はネタバレなので書かないけど。他の人の感想にもあったけど、結局筆者はこの作品で何を書きたかったのか…?中学生向け作品なら…少し納得かも。2016/07/02
しぇん
4
築地先生のパニック物。序盤、中盤と若干気になる事が多かったです。モールでここまで簡単に脱出不能になるのか?という事と、こんな状況になったら警察関係者でも疑われて別の人と監視の組合せ組まされるだろうとか。まぁあっさり読める分には良かったです。2014/07/31