魔術士オーフェンはぐれ旅―女神未来〈下〉初回限定版 (初回限定版)

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  • サイズ B6判/ページ数 2冊/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864722285
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

魔王オーフェン・フィンランディは魔術学校の校長室で、目まぐるしく変化する情勢を放っておく他なかった。手を打つにも手の数が足りず、匙を投げるわけにもいかない。“死の教主”カーロッタ・マウセンと対面を果たすも、休戦を余儀なくされていた。混沌は極まる。キルスタンウッズの壊滅、市議会からの戦術騎士団への圧力、突然の合成人間の現出…。「約束の地」を夢見た原大陸で、混乱に混乱が上乗せされていく。それでも、オーフェンは知っていた。あの時とは違う。もう全てを捨てられるほど身軽じゃない。絶望だって受け入れなければ、希望はない。答えは決まっている。「笑われても、何度でもやるさ」20年にわたる長編「はぐれ旅」シリーズ。第四部、堂々の完結編!2枚組ドラマCD「魔術学校攻防」&特製小冊子付き初回限定版。

著者等紹介

秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の紛の雪の中』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mahiro

9
(ちょっとネタばれ)完全な勝利者もなく、全てを解決する英雄もいない。第一これで終わり?物語はまだふつーに続くよね、と言った気分。でも確実に次世代の時代になって行くしクリーオウとレキの活躍場面もあったし、最後にマジクにまで裏切られるのもオーフェンらしいと言えばいえるかも…世代交代の為に死なないでよかったね、オーフェン2014/06/21

JohnSmith

7
【2014/055】1994年、第1部『我が呼び声に応えよ獣』から始まり、2014年、第4部『女神未来(下)』で魔術士オーフェンはぐれ旅が堂々の完結。誰もが誰かを裏切って、勝者はなく、ただ絶望はなく…。やれることだけをやるという当たり前の結論を胸に、みな1からやり直すことを選択したわけですね。欲を言えばマジクやエド、アーバンラマ3魔女のエピローグをもっと書いて欲しかったですが、4部短編集も出るようなのでそちらに期待。秋田さんの小説はセリフや地の文から真意を読み取るのが非常に難しいですが、そこがまた面白い。2014/05/28

藤崎

7
第四部完。混迷を続ける状況、バラバラになる世界、ちぐはぐに絡み合う思惑。誰もが誰かを裏切って、誰もが何かに敗北した。支配の極限が無秩序の引き金となる魔術、終わりを約束されたからこそ現出する未来、絶望を認めながら絶望に屈さない覚悟。「超人」は世界を救わず、「魔王」が全てを引き継ぐこともない。それを「何も解決していない」とは思わない程度には理解し、「結局同じことの繰り返しだ」などと嘯かない程度には納得した。それはひょっとしたら、終幕を迎えた彼らの想いに少し似ているのかもしれない・・・なんて、そんな読後感でした2014/05/26

kei

6
ついに完結。戦闘シーン少なめでした。シリーズ開始から20年、序盤で強そうだったオーフェンやマジクがイマイチ活躍できなくて、残念。カーロッタの返事の仕方は、はちみつくまさん、ぽんぽこたぬきさん、みたいですよね?2014/06/11

滝壺

6
第4部完結!勝者の作らないための戦い・・・そんな最終巻でした。しかし、4部無謀編超楽しみ!!2014/05/26

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