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TO文庫
猫侍〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784864722063
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

元・加賀藩剣術指南役、斑目久太郎。かつて「まだら鬼」と恐れられていた剣客は、貧乏浪人として長屋でひとり静かに暮らしている。ある日、呉服問屋の番頭・佐吉から主人を虜にしている白猫『玉之丞』の暗殺を依頼されるが、化け猫と聞いたその猫はたいへんに愛らしく、斬り殺すことができずに連れ帰ってしまう。斬り殺したと嘘をつき、玉之丞と暮らしはじめる久太郎だが、初めての猫との暮らしは案外に大変で…。

著者等紹介

大月小夜[オオツキサヨ]
1988年、千葉出身。アミューズメントメディア総合学院・ノベルス学科卒業。『猫侍』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

226
猫侍こと斑目久太郎は、良く言えば泰平の世でも侍の魂を持ち続ける漢の中の漢なのかも知れない。然し翻して、頭が固く融通が利かず、他人の気持ちも慮る事が出来ないのよ。不器用を通り越して、偏屈が過ぎると。でも上巻ラストでは愛猫(?)玉之丞との一件で自身の誤りに気が付きつつある様で、下巻では変わって行くのでしょうか。固い内容では無いと推測通りではあるのですが、時代考証とか、全く配慮されていない様に思えますね。変な所で引っ掛かっちゃうな。それに原作者は同じですが、上下巻で著者さんが入れ替わるのね。如何してだろうね。2023/05/19

つくよみ

79
上/2 大藩の剣術指南役だった主人公が、ある事情で禄を失い、妻子を国許に残したまま上京。江戸で仕官の道を探すものの、日々の暮らしもままならない日々を送っていた。そんなある日、剣の腕を見込まれて、化け猫退治の依頼を受けることになったのだが・・・?TVドラマのノベライズ版。ざっくりとしたストーリー展開に、大雑把な設定は、ドラマ向きとも言えるけれども、細かいことを抜きにすれば、この作品単体でも十分に楽しめる。猫や、猫好きの面々との触れ合いによって、誇りに凝り固まっていた主人公の心根が、徐々に解れていく様が良い。2014/02/23

おかむー

55
ドラマがあってこそのノベライズなので、やはり玉之丞の魅力は映像がないと少々弱いのが残念。とはいえしかめっ面やカワ困顔の北村一輝は浮かぶ浮かぶ(笑)。『もうすこしです』。成り行きで同居し一度は別れ、そして必要なことに気づき連れ戻すってこの流れ月9の恋愛ドラマパターンだよね(ノ´∀`*)。ひっかかるところといえば久太郎のモノローグが(シースー食べたし!)などやけに軽い感じになっているところだけれど、ドラマでもこんな感じなのかな?とても重い本のあとに気分転換するにはちょうどよい感じの軽い作品でした。2014/03/12

はつばあば

54
北村一輝さんが猫?。武士であろうとするから武骨な生き様しかできない久太郎。猫と暮らしていく間に夫として、父親として成長していく。ほんの暇つぶしのはずの読み物が・・(^^♪。kindleunlimitedで読ませてもらえます2019/08/15

TANGO

29
ドラマに映画化と、話題の猫と侍。シーズン1の直球ノベライズ。復習にはもってこい。読み終わったら、DVD見直すかな。2015/08/24

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