自然誌選書<br> 結婚の起源 - 女と男の関係の人類学

自然誌選書
結婚の起源 - 女と男の関係の人類学

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784886222145
  • NDC分類 469.04
  • Cコード C1345

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

神在月

10
若い時に読んであまりに面白くて衝撃を受けた本。女性目線から見た「性の契約」。著者は女性人類学者である。なぜ人間には動物のような発情期がないのか?に始まって、どうして男と女はいっしょになるのか?乳房は背面位の交尾をしていたころにオスを惹きつけた肉付きのいい丸いお尻の模倣であるとか、とにかく読んでいてワクワクした記憶がある。感激して出版社に感想のはがきを送ったら、気をよくした出版社は長く出版物のパンフレットを送ってくるようになった。2020/05/03

ハルバルミチル

1
直立二足歩行の代償として産道が狭くなった人類の祖先は早産傾向とならざるを得なかった。早産なら狭い産道も通過できる……が、早産ゆえ生まれたばかりの子を育てるには手がかかる。育児には他者の手助けが必要だ。そこで、性行為を対価としてオスの手を借りるようになった、これが結婚の起源──。というのが著者の説。日進月歩の類人猿に関する記述は古いが、全体的には頷ける箇所多し。二足歩行の端緒は気候変動という考えも面白い。2017/05/06

コージ

0
2020/11/27

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