内容説明
人類が激減した壊滅的な戦争から数年。その爪痕は出生率の低下を招き、種の存亡への危機感を煽っていった。そこで日本政府は、シェルターを兼ねた施設群「デュナミス・ベース」を離島に建設し、戦災孤児たちを厳重に保護、育成する政策を打ち出した。デュナミス・ベースの教育施設となるセレス学園。笑顔の絶えないこの学園で、生徒たちは将来の夢を語り合い青春を謳歌していた。だが、平穏な学園の裏側には残酷な実態が潜んでいた。それは、遺伝子保存の研究施設であり、生徒たちは遺伝子の牧場で完全管理される羊のような存在なのであった。原作ゲームとは異なる主人公の視点から描かれる、『DUNAMIS15』ノベライズに加え、原案となった小説、『デュナミスの羊』を特別収録。
著者等紹介
関涼子[セキリョウコ]
神奈川県横浜市出身。ゲーム企画・シナリオ、ライトノベル、漫画原作、ドラマCD脚本など諸々執筆。執筆ジャンルもサスペンス、伝奇、SF、ファンタジー、女性向け恋愛ものなどを執筆し、ゲームのシナリオ制作にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CCC
5
元のゲーム知らない組。なので背景を色々推量で埋めながら読むことになったし、後半で急に話が変わったのにも戸惑った。だけど世界観やストーリー展開はエンタメ的に手堅く、読みやすかった。原案なだけあって、後半部分だけなら単体でもイケるかも?2018/05/18
北白川にゃんこ
2
伝説のネタバレゲームの原典とノベライズ。古いSFなのが面白い。しかしやっぱゲームのループはいらなかったよなあ。2017/03/05
みやぎ
2
普通に読むといろいろとすっ飛ばされてよくわからないので、ゲーム後に読めばいいんじゃないかなあ。後半の「デュナミスの羊」は一応事前知識がなくてもまあまあ読める。2014/11/08
ブナ太郎
2
ゲーム「Dunamis15」のファンブック的な作品。ゲーム内での第五章を世津茅早視点ではなく、高槻東吾視点で語られる「DUNAMIS15」。情景描写が少なく、ほとんどが会話文と言った印象。正直、肩透かしを食らった感じ。高槻東吾がどのような気持ちで世津茅早に接近したのかが知れたのは良かったが、これはあくまでゲームをやった人用のファンサービスみたいなものだろう。これだけだと、買ったのを後悔したかもしれないが、本題はデュナミス15の原案となった小説「デュナミスの羊」。一昔前のSF青春小説みたいで良かった。展開が2013/03/24
あねさ~煩悩のままに読み進む~
1
ゲーム、フルコンプ記念!!!んー、本編?は、ゲームやってない人からすると、ワケわかりづらいかなぁ?多分。原案の小説の方は普通に面白かったデスはい。イロイロ、ゲームとの違いを楽しめて、思わずニヤリ(* ̄ー ̄)もう一度、ゲームがやりたくなった。あっ、!フルコンプしちゃったんだった。(PS3版)PSP版買おう!追加シナリオあるらしいし……。2016/04/01