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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
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この人の展示で覚えているのは心霊写真。あれ、よかった。……ってな思い出から手に取ってみた。最近金沢近代美術館にも足を運んだせいもあって、アーティストの思考は固有結界とか領域展開とかってノリと重なるよなぁ、人が日常的に没している思考とは違ってるのは当たり前だよなぁってのを思いつつ、その感覚の肌理を楽しんでみた。印象に残ったのは最後のインタビュー文章。インタビュアーが上手いこと言ってた。客観に到達していないアーティストは、いくら人間への関心に取り憑かれているからと言っても…ってくだり。2022/01/30
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コンテンポラリー・アーティスト田中功起の本。個人や集団の行為を凝視し、作者自身も内包された制度や慣習を考え直す。考え直され作品として発表された瞬間、再定義されたものも制度化・慣習化され、次の作品ではまた新しく定義しなければならず、結果、同じテーマのものでも必然的にばらばらなものが生まれてくる。2014/11/23