出版社内容情報
一通のメールから若い男女は謀略の世界に巻きこまれる。熾烈な追跡の末に待つものは?
内容説明
気をつけろ、おまえを見張ってる連中がいるからな―兵役についていた頃の旧友から届いた一通のメールが、一介の学生に過ぎないムーディを謎めいた事件に巻き込む。目前で友人が射殺され、何者かに追われた彼は欧州議会で働く元恋人のクララに助けを求めた。ブリュッセルからパリ、そしてオランダから厳寒のスウェーデンへと続く必死の逃避行。陰謀に巻き込まれた若き男女の運命は?北欧から国際スパイ小説の新鋭登場。
著者等紹介
サンデル,ヨアキム[サンデル,ヨアキム] [Zander,Joakim]
1975年スウェーデンのストックホルム生まれ。スウェーデン国内だけでなく、シリア、イスラエルでも生活し、アメリカへの留学経験もある。兵役終了後は、ウプサラ大学で法律を学ぶ。オランダのマーストリヒト大学で博士号を取得したのち、ブリュッセルの欧州議会や欧州委員会で働くなど法律家としてキャリアを積む。『スパイは泳ぎつづける』は彼のデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masa
9
読了。スパイ小説? うーん、ちょっと違う? いやいや、やはりスパイ小説かな。途中、まさかの展開で「へぇ、こう来たか」と唸る。適度なスリラー感。スピード感は十分。後半は読むのやめられない。他作品出るなら読んでみたい作家でした。が、物語としては……可もなく不可もなくというのが正直な感想です。2018/11/22
Reiko
9
過去と現在が交互に出てくること。現代の話でも登場人物たちの動きが短い章立てで細切れになるのでとても読みにくかった。場面や話がぶつ切りにされている感じ。典型的な巻き込まれ型のミステリ。前半は謎めいた話がポツポツと出てきて読ませるけれど、後半になるにつれて失速。大風呂敷を広げすぎた感じかな。素材は面白いのに…残念。2015/01/27
Masaaki Kawai
1
またも北欧。デビュー作としてはかなりの仕上がり。なかなかおもしろかったです。2015/04/21