出版社内容情報
無数に交差する「記憶の森の時間」のなかで、ますます自在となり、立ち現れる馬場あき子の現在(いま)。充実の第25歌集。
【著者紹介】
1928年(昭和3年)東京生まれ。歌人、文芸評論家。短歌結社「かりん」主宰。古典・能・民俗学に造詣が深い。著書に『式子内親王』『鬼の研究』等がある。歌集に『葡萄唐草』(第20回迢空賞受賞)、『阿古父』(第45回読売文学賞受賞)、『鶴かへらず』(第10回前川佐美雄賞受賞)ほか。紫綬褒章受章。日本藝術院会員。日本文藝家協会会員。朝日新聞歌壇選者。
内容説明
無数に交差する「記憶の森の時間」のなかで、ますます自在となり、立ち現れる馬場あき子の現在。―充実の第二十五歌集。
目次
佐渡
萩の盛りに
ほそ道の秋
夜鳴きふくろふ
見える遊び
武川さん
歳晩
一番椿
くらげ水族館
しぶや七坂〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
47
#馬場あきこ #短歌 今日しかない今日しかないと泣いてゐる山鳩もしや明日は〆切 沢山のけしごむ使ひ書き上げし稿を眠らすひと夜の机 何といふ不平不満の顔をして歯を磨きをるわれぞかなしき2016/06/14
かふ
15
ちょうど『寂しさが歌の源だから』を読んだあとで、花や虫、世阿弥に能の馬場あき子の歌を楽しめた。最初の「沖ゆけば海の香それは遠流の香むつつと佐渡は横たはるのみ」に芭蕉にはない人を詠む歌だと思った。様々な人や自然に対する思いが感じられた。「交尾して死ぬ蝉土を出ずる蝉一本の樹の下に混らう」「庭に来ししろてふ、きてふ、なみあげは、あをすじあげはすべては終る」2025/12/14




