ユーラシア・ブックレット
日本はロシアのエネルギーをどう使うか

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864591584
  • NDC分類 568.09
  • Cコード C0336

内容説明

日本の死活問題=エネルギー資源の確保に隣国ロシアがもつ可能性とは。エネルギーをめぐる日ロのプロジェクトの現状を追い、さらに資源を仲立ちとする国際関係の安定化を構想する。

目次

第1章 日本による戦前のサハリン開発(サハリンの基本的な地質形成;サハリンでの石油開発と日本の参加)
第2章 戦後の日ソ経済協力―チュメニ油田開発構想とサハリン開発協力(日ソ経済委員会とチュメニ油田開発;田中内閣の資源外交;SODECOによるサハリン大陸棚開発協力;ヤクート天然ガス開発)
第3章 PS契約のもとでのサハリン大陸棚開発(サハリン1の動向;サハリン2の動向;サハリン3~5の石油・ガス開発事業)
第4章 ESPOパイプライン建設と日本の役割(極東にあらわれた新たな石油の流れ;東シベリア・太平洋パイプラインに見るロシアの戦略;なぜロシア原油が歓迎されているのか?;日本の中東依存度は低下した)
第5章 JOGMECが参入した東シベリア開発(東シベリアの特質;日露両国政府の合意;東シベリアでの日露共同事業;ロシアからエネルギー供給の持つ意味合い)

著者等紹介

本村眞澄[モトムラマスミ]
1950年生まれ。東京大学大学院理学系研究科地質学専門課程修士卒業後、石油公団に地質学専門家として入団。地質調査部、技術部、中国室、計画第一部ロシア・中央アジア室長、などを経て、現在その後継組織である(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)調査部担当審議役。工学博士。オマーン、米国、アゼルバイジャンなどでの石油プロジェクトに携わった。オックスフォード・エネルギー研究所客員研究員(2001~02年)、北海道大学スラブ研究センター客員教授(2006~07年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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DIVERmope

1
日ロ間のエネルギービジネスにピントを合わせ、歴史、開発事情と推移、埋蔵量、リスクなどを検討し、今後の極東地域でのエネルギービジネスの展望と、日本参入のチャンスを考察している。特に、筆者はエネルギー供給における三要素を「経済性」「安定性」「柔軟性」としており、これらのよく整理された観点から「東シベリア・太平洋パイプライン」を見ると、ロシア産エネルギーが、現代の日本のニーズに適しているのか否かを検討する、大きなヒントとなるであろう。2014/08/02

kenitirokikuti

0
『田中角栄回想録』や中曽根『天地有情』では、角栄失脚の原因は資源外交(特にソ連との)としているが、孫崎享は日中国交正常化だとしている。西ドイツのブラント首相はシベリアとのガスパイプラインを進めたが、特に失脚などしておらず。2014/12/27

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