内容説明
子犬は家族の一員としていつもいっしょうけんめいお手伝いします。家族の人たちはみんな子犬を愛しているにちがいありません!でもひとつだけ子犬にはどうしてもわからないことがあって…。
著者等紹介
アルテス,マルタ[アルテス,マルタ] [Alt´es,Marta]
1982年生まれ。スペインのバルセロナ出身。グラフィックデザイナーを経て、絵本作家を志す。現在、イギリスを拠点に活動している。2011年に出版された『ぼくのなまえはダメ!』は、数々の児童図書賞に輝き、ドイツ、グルジア、デンマーク、韓国、イタリア、台湾、ポルトガル、スペインで翻訳出版されている
今井なぎさ[イマイナギサ]
津田塾大学英文学科卒業。白百合女子大学大学院児童文学専攻修士課程修了。白百合女子大学教授で児童文学作家の舟崎克彦氏に師事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
35
基本、犬は賢いと思っていたので驚きました。人間が困ることばかりする飼い犬。何度も「ダメ」と言われ続け、それが自分の名前と思っちゃうとは、なんてポジティブなワンコちゃん。心底から信じているのでしょう。これでは起こり続けることは難しいかな。ある意味可愛い。2025/06/22
小夜風
27
【図書館】自分の名前は「ダメ」だと信じてる仔犬。叱られてることに全く気づいてなくて、自分は家族の役に立ってるんだと思ってる…。お話は面白いけど、これで良いのか?って不思議に思いました(苦笑)。2014/11/22
鈴
27
しょっちゅう「ダメ!」って怒られてる犬が、自分の名前を「ダメ」だと勘違いしているお話。怒られてることを全くわかってなくて、むしろみんなのお手伝いをしてると思ってるなんて、犬の中でも相当おバカちゃんだな~(笑)2014/04/30
わむう
24
いつもいけないことばかりして「ダメ!」と怒られている犬のげんた(外文なのになぜか和風な名前)は自分の名前をダメと思い込んでいる。でもいけないことをするのには、ちゃんと訳があるんです。その数々の理由がおもしろい。2018/03/03
anne@灯れ松明の火
21
『ぼくのおじいちゃん』が良かったので他の作品を探してみた。絵も話も、随分イメージが違ったので、ちょっと驚いた。『ぼくの』は、しっとり、しみじみ。こちらは、くすくす、おやおや(笑)って感じ? 「ぼく」が「みんなのために頑張っている」「それをわかってもらえている」と信じ切っている姿がなかなかスゴイ。ラストの「ぼく」の謎、日本語だよね? 日本語版だからこれなのかな?2014/09/11
-
- 和書
- 衝突する宇宙 (新装版)