出版社内容情報
2011年5月に行われた、カルマパ17 世によるアメリカ人大学生グループへの講話を元に編集。学生から提案された12のトピックについて説く。
内容説明
チベット仏教の四大宗派の一つ、カギュ派最高位のカルマパ17世が語る、内側から世界を変える生き方。チベット仏教の範疇を超えて、人間関係、性同一性、消費主義、環境保護、食料(肉食)問題、スピリチュアリティ等について本質を語っています。
目次
我々の共有基盤―心の崇高さを見つける
有意義な人生―全てが可能
健全な人間関係―他者との向き合い方
性同一性―全てはマインドにある
消費主義と貪欲―満足は最高の富
社会改革活動―全ての人に優しさを
環境保護―地球への新たな感覚を育む
食の正義―循環する飢餓と危害の修復
対立の解決―問題は怒り
スピリチュアルな道―生活とスピリチュアリティの統合〔ほか〕
著者等紹介
カルマパ17世[カルマパ17セイ]
ウゲン・ティンレー・ドルジェ:Ogyen Trinley Dorje。1985年にチベット高原の遊牧民の家庭に生まれる。7歳の時、16代カルマパの予言書通りに17代カルマパとして発見される。ダライ・ラマ14世は独自の調査を行い、カルマパの17番目の化身であることに同意し、中国政府も認定した。1992年9月、17代カルマパとして正式に就任。1999年末、夜間に2階の窓から飛び降り、徒歩や馬、ジープ、ヘリコプターでヒマラヤ山脈を越えて亡命に成功。2000年1月5日、インドのダラムサラに到着し、ダライ・ラマ14世に出迎えられる。僧院では伝統的な修行と教育の他、科学、歴史、英語などの言語を学ぶ。2004年から毎年ブッダガヤで冬の祈祷会「カギュ・モンラム」を主宰、世界中の様々な仏教の伝統から数千人が参加する。また、サイ・ババ神殿の落成式や、マザー・テレサの100歳の誕生日の記念式典などにも出席、2008年と2011年にはアメリカを訪れた
王金國[オウキンコク]
ポルトガル統治時代のマカオに生まれ、1985年に来日。1991年京都大学工学部卒業、1993年大学院修了。カナダ、アメリカ留学後に再来日し、半導体高周波回路開発エンジニアとして国内企業に長年勤務。現在は中国上場企業の日本法人の取締役として勤めながら、中国、香港、マカオ、日本のネットワークを活かした翻訳及び貿易会社を経営している
王泰子[オウタイシ]
千葉県生まれ。慶応義塾大学文学部卒。アメリカ留学後、外資系企業に役員秘書として勤務。2010年マカオ移住時に広東語(中国語)を独学し日本語教師を務める。帰国後、外国での経験を活かして翻訳業に従事し、翻訳及び貿易会社を共同経営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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