出版社内容情報
人口減少時代の観光振興を、常識や通説にとらわれず多角的に読み解く。自治体職員や観光担当者が抱える現場の悩みに寄り添い、地域の実情に即した観光のあり方を実践的に提示。
【目次】
内容説明
観光は本当に地域を豊かにするのか―。人口減少が進むなか、観光振興が「万能の処方薬」であるかのように語られる風潮に対し、本書はその前提を問い直します。自治体職員や観光担当者が直面する現実と向き合いながら、地域の実情に即した観光政策のあり方を、最新データと多角的な視点で解説。また、近年問題視されるオーバーツーリズムや、観光分野だけが特別のように扱われる財政運営の不思議など、観光行政を取り巻く構造的な課題にも切り込みます。観光を“手段”として冷静に捉え直す姿勢を貫き、観光行政の基本から実践、そして自分たちの「まちのための観光像」を構築するための視点を網羅した、自治体実務者のための一冊です。
目次
序章 事例から考える~観光振興に必要な視点とは
第1章 データにみるわが国の観光の特徴
第2章 時代によって移り変わってきた、わが国の観光政策の歴史
第3章 「観光」とは何か・「観光振興」とは何か
第4章 わがまちの魅力を活かす観光振興計画の策定方法
第5章 観光マーケティングの基礎知識
第6章 観光振興におけるPPP/PFI活用のポイント
第7章 持続可能な観光地域づくりとは
著者等紹介
新谷聡美[シンタニサトミ]
株式会社ブレインファーム 代表取締役社長。大阪大学法学部卒業。中小企業診断士として最年少・女性初の大阪市特別診断員に選任された後、独立系コンサルティング・ファームを経て、現職。日本計画行政学会会員。地方自治法改正による指定管理者制度の創設とともに、パブリックビジネス領域のコンサルティングに取り組み、今までに全国300施設を超える、地方自治体や民間企業を対象としたPPP/PFI分野のコンサルティング・アドバイザリ業務を展開。観光プランナーや旅行業務取扱管理者の資格を活かし、地域の個性に応じたさまざまな観光振興を手掛けている。最近では、持続可能な社会の創出に貢献するため、国際標準のサステナビリティ評価を推進する事業を展開するなど、日本初となる独自の活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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