内容説明
アナスタシアに再会するため、そして、生まれたばかりの息子に会うため、メグレは読者からの手紙を携え、ふたたびタイガへ向かう。ある科学者のグループが、アナスタシアをつれだそうとして失敗した顛末を聞かされ、彼女はもういないと告げられるが、それでもメグレはひとり草地に向かう。途中、足を挫いて動けなくなり野犬に襲われるが、間一髪でアナスタシアに救われる。そしてついに、ふたりの息子である赤ん坊との出会いのときを迎えるが、草地に見えるのは、一頭の熊だった…。
目次
再びタイガへ
くだらんことに金は出さんぞ
招かれざる客
宇宙の音
女性ご先祖の霊
光の勢力
捕らえる
地獄を見る
言葉が運命を変えるとき
あなたの幸せを自分で創り出しなさい〔ほか〕
著者等紹介
メグレ,ウラジーミル[メグレ,ウラジーミル] [Megre,Vladimir Nikolaevich]
1950年、北ウクライナのチェルニゴフに生まれる。ノヴォシビルスクを拠点とするシベリアの起業家
水木綾子[ミズキアヤコ]
仙台市出身、翻訳家。長年、実務翻訳にたずさわる
岩砂晶子[イワサアキコ]
ロンドン大学化学工学部卒。国際スポーツイベントやコンベンションに携わった後、「響きわたるシベリア杉」に出会い、シリーズ1と2を監修。現在、株式会社直日取締役兼アナスタシア・ジャパン店長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamaneko*
24
森の中で、動物たちと協調しながら子どもを育てるアナスタシア。父親として社会的な教育を与えたいと、歯がゆく思いながら見守る筆者の気持ちもよく分かる。これからどうなっていくのだろう?続編が待たれる。2014/02/18
Yuko
4
あー、この本を子どもたちが生まれる前に、せめて小さい頃に読みたかった~!でも日本語版が出たのが今年に入ってからだったのでロシア語が読めない限り無理だったな。完全な存在として生まれ落ちる子どもたちとその成長についての記述に大きな衝撃を受けた。今から子どもたちになにが出来るだろうか? 今月下旬に出る第4巻目もとても楽しみ。 2014/10/16
Åκ
3
言葉の持つ力、正しい理解。何故ロシアなのか。幼いときに漫画を読んだ様に、ずっと続きが気になる。果たして、どれだけの人が、自分の過去を振り返り、一点の曇りもなく、正しい生き方をしていると言えるのでしょうか。目に見えるもの、それが全てでは無いことを、気づいていながら、盲目的に生きている。いつやるの?まだまだ学びの途中。2017/08/09
ふぉちゅん
1
出産前に読みたかったな、子供はなんでも知っているのに、まさか産まれて早々に挫折させてしまってたなんて… もう一度赤ちゃん時代からやり直したくなってしまう。 メグレは、すごい理解者になったり、以前のように戻ったりと不思議な行ったり来たりが… でもどこにでも行ってしまうその行動力は凄い‼︎ ロシアの学校の話も面白かった。 本を読んでの感想を詩で表す人が多いのも、ロシアならではと感じた。2021/03/06
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
1
「後にすべての賢者たちを火あぶりにしてきたようなエゴイズムを、私は自分の内部に許すことを決してしない。」すべては自分の意識から。半ば良かれと思ってアナスタシアを拉致しようとした人が見た人間の地獄のような姿を読み、すべてのことは決して他人のせいではないことがよくわかった。そして意識が変わることで自分と周りの運命をよりよく書き換えた少女の逸話がとても印象的だった。赤ちゃんや子供は天使!それは本当に文字通りのことだった。恐れや疑いといった闇を知らない意識はとても強くて美しいエネルギーだったのか。2018/06/14