目次
1 ベクトルと行列の演算
2 行列式
3 ベクトル空間
4 行列の標準化
5 テンソル代数
附録 幾何学的説明
著者等紹介
佐武一郎[サタケイチロウ]
昭和2年12月25日山口県生まれ。昭和25年東京大学理学部数学科卒業、昭和31年同大学理学部助教授、昭和32~35年パリ大学ポアンカレ研究所並びに米国プリンストン高級研究所に留学、昭和37年東京大学理学部教授、昭和38年シカゴ大学数学教授、昭和43年カリフォルニア大学教授。東北大学理学部教授、中央大学教授を歴任。理学博士。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やす
9
読んだのは旧版。何年も拾い読みだけして難しい印象であったけれど今回頭からノートを取りつつ通読してみたところ印象が変わった。本来自習書として執筆されたもので本線にギャップがあるわけではないのだけれど後ろに行くにつれてそれまでの内容を抑えてないと意味不明な部分が増えてくる。また、所々、難しい応用が示される。周辺部分の難易度は高い。構成も不思議。最初のあたりに実数の公理の同等物を示したり、複素数の定義と幾何学的意味を示したり、代数学の基本定理を示したりとほんとに線形代数の本?2024/11/30
御光堂
2
1958年に出て読み継がれてきた定評ある線型代数の教科書の組版を新しくして新装版として出したもの。熟読したわけではなくささっと読んだ程度だが、いかにも教科書然として硬い感じで初心者には取っ付きが悪そうである。テーマは広く後半ではテンソル代数も学べる。2018/08/03
Z
2
線形代数学の古典的な名著ということになってる。公理的な方法をとっておらず、初心者にわかりやすいよう概念の説明に力を入れたそうで確かにわかりやすい。何度も繰り返し同じことを度々いうので復習にもなる。よし、これをベースにたまっている線形代数の本読んでしまおう。2017/02/03
Kenji Hiranabe
1
読書会やってます。この教科書かなり難しい、、2021/05/03
hare
0
一か月経過したのでひとまず終わりとした。重たい内容に大苦戦したがなんとかテンソル手前まで読み進められた。2025/04/27