内容説明
ミニマリズムという用語は、1960年代に幾何学的な技法を全体にあるいはシリアルな形で用いて新しい種類の抽象芸術を生み出したアメリカのアーティストたちの活動を表す言葉として生まれたものである。本書は、カール・アンドレ、ダン・フラヴィン、ドナルド・ジャッド、ソル・ルウィットなど、ミニマリズムに関係した主要な人物の経歴、さらにはミニマリズムと関わったその他のアーティストの活動を扱っている。具体的に対象となっているのは、彫刻家のラリー・ベル、エヴァ・ヘッセ、ジョン・マクラッケン、ロバート・モリス、アン・トルット、そして画家のジョー・ベーア、ロバート・マンゴールド、ブライス・マーデン、アグネス・マーティン、ロバート・ライマン、およびフランク・ステラなどである。
目次
作品(1959‐63年―最初の出会い;1964‐67年―ミニマリズム最盛期;1967‐79年―賛美と批判;1980年から現在まで―近年の作品)
アーティスト略歴
著作家略歴
著者等紹介
マイヤー,ジェイムズ[マイヤー,ジェイムズ]
美術史家で著述家であり、アトランタのエマリー大学で現代美術および批評論の教鞭をとっている。1960代のアメリカのアート様式であり、現代的な批評形態であるミニマルアートの専門家として高名。カール・アンドレ、ドナルド・ジャッド、ダン・フラヴィン、ソル・ルウィット、そしてジョー・ベーアに関する文章をはじめとして、ミニマルアートに関する広範囲な執筆活動を行なっており、さらに最近では、メル・ボックナー、エルズワース・ケリー、マーク・ディオン、クリスチャン・フィリップ・ミュラー、アンドレア・フレーザー、およびレネー・グリーンの展覧会のカタログに文章を寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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