内容説明
妹と兄の対話篇とともに解き明かす小学国語教材の名作「ごんぎつね」の謎。ひらめきに満ちた豊穣の物語世界。
目次
1(ごんの再発見;“いたずら”と“火縄じゅう”;ごんと“視線”;書かれていない?)
2(“だれか来るようです”;“隠れた神”;“共振する”身体;フローベル)
3(“ある秋”のこと;“加助”考;“ごん、おまえだったのか”;“これ”という物語)
4(“うなぎ”と“くり”;“夢幻能”への誘い;語りの“破れ”;“認識”の物語)
著者等紹介
〓橋正人[タカハシマサト]
1955年、新潟県南魚沼郡六日町(現南魚沼市)生まれ。東北大学文学部卒、同大学院フランス語・フランス文学研究科博士後期課程中退。文学修士。公立高等学校教諭、県教育委員会事務局勤務、公立高等学校校長、福島大学大学院人間発達文化研究科教職実践専攻(教職大学院)特任教授、仙台白百合女子大学人間学部人間発達学科特任教授を経て、学校法人ザベリオ学園理事・郡山ザベリオ学園小学校・中学校校長。専門分野:国語科教育論、国語科授業論、児童文学、近代文学。所属学会:全国大学国語教育学会、日本国語教育学会、解釈学会、東北大学フランス語フランス文学会、福島大学国語教育文化学会。第76回福島県文学賞審査員(小説・ドラマ部門)。福島県立図書館協議会委員。桜の聖母生涯学習センター講師。日本ペンクラブ元会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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