出版社内容情報
呪いを解くためには、俺を殺せ――謎の少年・高良(たから)にそう言われた澪(みお)だが、高良と共に生き延びる道があるのではないかと模索していた。そんな澪に、一筋の光明が見えてくる。
古代から転生を繰り返す「千年蠱(せんねんこ)」の呪いを別のものに転化することができれば、高良を死なせずにすむのではないか――。
澪の言葉に微かな希望を抱いた高良は、何かを思い立ち、彼女のもとを去っていく。
京都の一乗寺、蠱師(まじないし)が営む下宿屋「くれなゐ荘」が舞台。兄の漣(れん)や澪の護衛を務める波鳥(なとり)ら仲間たちが見守るなか、澪は難題に果敢に挑んでいこうとするのだが……。
京都各地の風物詩、歴史、自然を絡めて、呪いの因果が綴られる、『後宮の烏』で人気の著者による呪術幻想譚シリーズ第五弾。文庫書き下ろし。
内容説明
謎の少年・高良を生かし、自らも生き延びる道を模索する澪に、一筋の光明が見えてくる。古代から転生を繰り返す「千年蠱」の呪いを別のものに転化させることができれば、高良を死なせずにすむのではないか―。澪の言葉に微かな希望を抱く高良は、何かを思い立ち、澪のもとを去る。兄の漣や仲間達が見守るなか、難題に果敢に挑んでいこうとする澪だが…。人気の呪術幻想譚シリーズ第五弾。
著者等紹介
白川紺子[シラカワコウコ]
1982年、三重県生まれ。同志社大学文学部卒業。雑誌「Cobalt」短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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