『万葉集』を歌う―名歌一三四撰

林 博通【著】

コールサック社（2022/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 224p／高さ 21cm
• 商品コード 9784864355124
• NDC分類 911.12

目次

１　天智天皇と大津京の万葉歌
２　禁断の恋歌
３　筑紫歌壇の歌
４　流人の哀歌・情歌
５　遣新羅使、対馬の詠
６　防人の歌
７　東歌
８　印象鮮烈の万葉歌

著者等紹介

林博通［ハヤシヒロミチ］
別号、比良たかし。１９４６年高知県四万十川中流域で生まれ、育つ。滋賀県教育委員会文化財保護課技師・係長、（財）滋賀県文化財保護協会調査課長・専門員（１９７２～１９９５年）を経て、滋賀県立大学人間文化学部・大学院助教授・教授（考古学１９９５～２０１１年）。現在、滋賀県立大学名誉教授、博士（歴史学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[ＭＡＳＡ１２３]

図書館の新刊本。楽譜が掲載されている風変わりな万葉集の入門書だ。万葉集の名歌１３４撰に、作者が曲をつけている。 古来、万葉集の歌は、楽器を奏で曲にして歌われていたそうだ。作者はそれを再現して（想像ではあるが）西洋音階の五線譜に記している。 ためしに何曲か、楽譜アプリ（ＭｕｓｅＳｃｏｒｅ-3）で再現してみたら、それらしい雰囲気で、万葉集の歌の意味が理解しやすいのだ。めでたい歌は長調で、哀歌は短調(演歌っぽい）になっていて、よくできている。おもしろい。

2022/08/18