内容説明
デイヴィッド・クリーガー氏が広島・長崎を訪れたのは1963年。衝撃を受けた彼は後に米国で「核時代平和財団」を創設し半世紀近く核兵器撤廃に基づく真の世界平和を発言し続けてきた。彼がメンバーであるICANは2017年にノーベル平和賞を受賞した。彼が被爆者を記した詩集『神の涙―広島・長崎原爆 国境を越えて』は長崎原爆資料館でロングセラーになり、増補版が刊行されることになった。
目次
1 原子爆弾(科学者たち;レオ・シラード ほか)
2 生存者たち(下方の人々;ゆるしてかあさん―沢田昭二のために ほか)
3 思い出(広島平和記念資料館にて;広島に落下されたその爆弾をどう呼ぼうか? ほか)
4 挑戦(核兵器廃絶のための十の理由;最後の句読点? ほか)
5 地球破壊の脅威と核廃絶(講演録 核兵器による地球破壊の脅威と核廃絶)
著者等紹介
クリーガー,デイヴィッド[クリーガー,デイヴィッド] [Krieger,David]
核時代平和財団の創立者、1982年から会長。アメリカ、ヨーロッパ、アジアで平和、安全保障、国際法、核兵器撤廃、地球温暖化の環境問題等について発言を続けている。世界平和と核廃絶活動により受賞多数。世界未来会議委員、多数の核時代平和活動団体の顧問。ハワイ大学より政治学で博士号(Ph.D.)、サンタバーバラ法律カレッジで法学博士(J.D.)。「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)を組織・関与する団体の一員・活動家として2017年にノーベル平和賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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