出版社内容情報
赤い鳥100年!日本語のすばらしさと、情緒を豊かな仁伝える 文学性の高い童謡を精選1918年に鈴木三重吉が『赤い鳥』を創刊して今年で100年。北原白秋、西条八十、野口雨情、小川未明、竹久夢二、山村暮鳥、与謝野晶子、新美南吉などの一流の詩人や作家たちが、幼い子どもの視点で生き物のいとなみ、風や雲のうつろい、暮らしの情景をやさしい言葉で歌った童謡詩は、いつまでも心に響き、世代を超えた魅力をたたえている。童謡研究家の藤田圭雄の論考と、三大童謡詩人の息子・娘のエッセイ、「金の鳥総目次」をあわせて収録。
〔童謡詩撰〕
? 小さな世界
尺取り虫(竹久夢二)/烏の手紙(西條八十)/蟻(西條八十)/木の葉のお船(野口雨情)/田螺(島田忠夫)1/薔薇(北原白秋)他
? 風かよう
路地の細道(海野厚)/風にきく(藤井樹郎)/田圃にて(山村暮鳥)/初夏(三木露風)/どんぐり(島木赤彦)/大きなお風呂(有賀連)他
? 友だち、家族
夏(佐藤義美)/畑(藤井樹郎)/小母さまと菊(佐藤義美)/願い(与謝野晶子)/おもちゃのふね(西條八十)/船の灯(相馬御風)他
? あの日のわたし
ぼくのボール(竹久夢二)/鉛筆の心(西條八十)72/花子の熊(与謝野晶子)/貰い子(野口雨情)/草に寝て(北原白秋)他
〔大正の童謡〕
「大正童謡詩人群像」藤田圭雄/「白秋童謡の世界と禅」北原隆太郎(北原白秋長男)/「八十の童謡考」西條嫩子(西條八十長女)/「野口雨情の童謡」野口存彌(野口雨情息子)/『金の鳥』総目次(作成・堀切利高)/解説・野上暁(児童文化評論家)
堀切利高[ホリキリ トシタカ]
著・文・その他/編集
堀切リエ[ホリキリ リエ]
著・文・その他/編集
目次
童謡詩撰(小さな世界;風かよう;友だち、家族;あの日のわたし)
大正の童謡(大正童謡詩人群像(藤田圭雄)
白秋童謡の世界と禅(北原隆太郎(北原白秋長男))
八十の童謡考(西條嫩子(西條八十長女))
野口雨情の童謡(野口存彌(野口雨情息子)))
著者等紹介
堀切利高[ホリキリトシタカ]
1924(大正13)年浅草に生まれる。田原尋常小学校、東京府立第三中学校、第一早稲田高等学院を経て早稲田大学理工学部卒業。都立上野忍岡高校の教師となり、後に法政大学文学部へ編入、小田切秀雄に師事する。『大正労働文学研究』編集委員、「初期社会主義研究会」創立に参加、「平民社資料センター」代表に就任。1965年、弘隆社を起こし社長就任、『芳書月刊』を創刊し企画編集に携わる
堀切リエ[ホリキリリエ]
堀切利高次女。1959年千葉県市川市に生まれる。作家・編集者、日本ペンクラブ子どもの本委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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