著者等紹介
斉藤道雄[サイトウミチオ]
ジャーナリスト。1947年生まれ。TBSテレビ報道局の記者、ディレクター、プロデューサー、解説者として取材、番組制作に従事。ワシントン支局長時代に、ろう者の世界と出会う。2008年の開校時から、明晴学園校長を務める。著書に『悩む力―べてるの家の人びと』(みすず書房、2002年、第24回講談社ノンフィクション賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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絵本と児童書が多い本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
36
小学校入学前にこの絵本を長女に読み聞かせしました。子どもたちが学校で過ごす1年を追った写真絵本で、とても生き生きと輝いている様子を何度も何度も眺めていました。"きみはきみだ"、"だれも きみのかわりにはなれない"というメッセージがとても響きます。間違いなく彼女が感銘を受けた1冊で「私は私だから」を座右の銘にして学校生活を送っています。あとがきを読んで初めて気づいたのが、子どもたちはみんな耳の聞こえないろう児たちとのこと。とてもいい絵本です!次女にもまた読み聞かせしたい。2020/03/01
たまきら
30
タイトルが気に入って借りました。オタマさんは一人でパラ見。今実体験で満喫している証拠なのかな、あまり興味を持たなかったみたい。オカンはもう胸が熱くなっちゃうんだけどな~こういう本。2019/03/27
ヒラP@ehon.gohon
25
誰にでも苦手なものはあるんだ、君は君で良いんだ、というメッセージに対して、九九ができない子はどうするんだろう、漢字が読めない子はどうするんだろう、などと疑問も湧いてきました。 障がいの子どもたちの前で、この例えはハードルが高いからです。 でも、この写真絵本の舞台が聴覚障がいの学校だと知って、「君は君で良いんだ」というメッセージの重みだけは受け取りました。 できること見つけの大切さを考えます。2025/02/27
そら
24
左のページはろう学校の子供達の学校生活の写真、右のページは子供達へのメッセージ。作者はジャーナリストだけど、先生たちが書いたのかな?と錯覚する。卒業式にこんな言葉を言ってくれる先生がいたら素敵だな~。ちょっと泣きそうになった。2018/06/08
けんちゃん
23
本屋さんで。手話を使って学ぶ、ろうの子どもたちの教室の様子が綴られた写真絵本です。子どもたちの楽しく、子どもらしい様子が伝わってきます。健聴者に対して、ろう者が様々なコンプレックスを抱いたり、自信を持てないで葛藤するという話を聞きますが、このように小さいうちから、自信と誇りを持てるような教育をしている学校があることが、広く知られるといいと思いますし、私自身、この本に出会えてうれしかったです。ぜひ購入したいのですが、やっぱり高いんですよね(T_T)2012/03/11