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出版社内容情報
【ウェブストアでの書店限定しおりは終了しました。】
内容説明
フリーライターの「筆者」と設計士・栗原のコンビが、新たな謎に挑む間取りミステリー第2弾。
目次
資料1 行先のない廊下
資料2 闇をはぐくむ家
資料3 林の中の水車小屋
資料4 ネズミ捕りの家
資料5 そこにあった事故物件
資料6 再生の館
資料7 おじさんの家
資料8 部屋をつなぐ糸電話
資料9 殺人現場へ向かう足音
資料10 逃げられないアパート
資料11 一度だけ現れた部屋
栗原の推理
著者等紹介
雨穴[ウケツ]
インターネットを中心に活動するホラー作家。ウェブライター、YouTuberとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bunmei
474
覆面作家・雨穴作品の第3弾。不可思議な家の間取りをモチーフに、そこに潜む謎に挑むミステリー。今回は、11もの間取りに関わる人々と、筆者とのインタビュー形式で物語は展開し、前半の布石が、鮮やかに後半で回収される。人間の強欲によって餌食となった者の苦悩、倫理を逸脱した恋愛の果ての犠牲、理不尽な出生による人生の歪、等を含みながら、その中心にあったカルト宗教の裏に隠された秘密が、間取りの謎を解き明かすことで繋がりをみせてくる。人間のそこはかとない闇の部分が、悲しく、そして切ない陰の世界へといざなっていく。2024/01/11
ニカ
462
「変な家」の続編だけど、前作を読んでいなくても問題はない。(少しだけ話しに出てくるから読んでおいた方が良いけど) 前作よりも間取りが11種類あり、1つ1つに意味があり、最後に全部繋がる構成は流石。2023/12/20
Kanonlicht
453
前作出版後に読者からたくさんの「変な家」情報が寄せられ、その中からつながりが見えてきた11の建物について調査するモキュメンタリー。建物の数が増え、それにまつわるエピソードもバラエティに富んでいて、次は一体どんな手法でくるのかと楽しみながら読んだ。一方で、最終的にそれぞれの建物について一応の考察は語られるものの、結局あれは何だったんだと思うこともいくつかあり、やや消化不良な点も。前作が映画化されるけど、図面から想像するからこその面白さはあると思う。2023/12/18
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
238
『変な家』、『変な絵』に引き続きこちらもサクッと読了。11の間取りで起こったことが最終的に繋がっていくというストーリーは読み応えがあった。ただ、一気に読んだ割には、“面白かった”感は薄かった。栗原さんの推理も前項までの引用が多く、何ページ超の推理!と謳うには..。2024/04/12
KAZOO
211
1作目がある意味珍しい観点からのミステリー的な話で、かなり話題を呼んで映画化もされたということで2作目が出されたのでしょう。今回はどちらかというと全国からの情報に基づいた間取りの話で11の話(ドキュメンタリー)が収められていました。実際に効率化やある意図に基づいて様々な間取りの家がつくられていることに驚いてしまいました。2匹目のドジョウを狙ったということですが私は結構楽しめました。2024/03/04
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