出版社内容情報
普段はあまり意識することのない「愛」についての34篇。読んだらきっと、何気ないものも大切に思える。宝物のような一冊です。
目次
小さな恋の物語
来世
消しゴム
祝福
昼間のおばけ
孫
また明日
早くお風呂に入りなさい
ふたり
片思い〔ほか〕
著者等紹介
谷郁雄[タニイクオ]
1955年三重県生まれ。同志社大学文学部英文学科中退。大学在学中より詩作を始める。90年『死の色も少しだけ』(思潮社)で詩人デビュー。93年『マンハッタンの夕焼け』(思潮社)がBunkamuraドゥマゴ文学賞最終候補作に
市橋織江[イチハシオリエ]
1978年東京都生まれ。2年半のスタジオ勤務後、カメラアシスタントを経て、2001年独立。数々の広告や雑誌、アーティストの写真を手掛ける。映画「ホノカアボーイ」(2009年)の映像撮影、TVCMなどムービーカメラマンとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫羊
21
正直なところ読み始めてすぐは少々物足りなさを感じました。でも読み終る時には、純で初々しい谷さんの詩が好きになっていました。市橋織江さんの写真も素敵。ところで51ページは一体何の写真だと思われますか?私はどうしても昆虫の肢に見えてしまいます。わかる方がおられたら教えていただけますか?2015/05/24
ひがし
8
「やっぱり 女心は分からないと 男は思った」谷さんの詩集はやっぱり素敵です。「消しゴム」、「小さな恋の物語」(最後はちょっとびっくり!?)、「昼間のおばけ」、「片思い」がお気に入りですが、ちょっといつもとは違った視点の「早くお風呂に入りなさい」も好き。合間合間に挿まれる市橋さんの写真もとても魅力。2014/12/24
ちいさな図書館
5
市橋織江の写真見たさに手に取ったけれど、詩もひとつひとつ物語があってすごく良かった。映像が見えるみたい。2014/10/25
umico
4
市橋織江が好きだ。いつか誰かに、贈りたいと思う。2018/09/08
k.
3
久しぶりに読んだら朝からとても穏やかな気持ちになりました。どれも心がほっとするような詩と写真。帯の言葉も好き。幸せは幸せだと気づくこと2015/06/07