内容説明
永享の乱、結城合戦。うち続く難局のなかで必死に将軍と鎌倉公方の仲を取り持つも、憲実を待ち受ける悲しい結末とは。裏切り者と忠臣で評価が分かれる生涯を最新の研究成果で解き明かす。
目次
第一章 関東管領上杉氏の系譜
第二章 憲実、関東へ
第三章 山内上杉家を相続する
第四章 緊張が高まる都鄙対立
第五章 永享の乱への序曲
第六章 永享の乱―苦悩する憲実
第七章 結城合戦―鎌倉殿不在で揺れる東国
第八章 上杉憲忠の登場、関東管領をめぐる思惑
第九章 憲実、流浪の旅へ
第十章 享徳の乱―関東全土を巻き込んだ大乱
第十一章 憲実の業績を振り返る
著者等紹介
駒見敬祐[コマミケイスケ]
昭和62年(1987)、富山県生まれ。明治大学大学院文学研究科博士前期課程修了。同博士後期課程単位取得退学。杉並区立郷土博物館嘱託員を経て、2020年より埼玉県の学芸員に奉職。埼玉県立文書館を経て、現在、埼玉県立歴史と民俗の博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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通りすがりの本読み
5
一言でいうとその人生は苦労人すぎる。主君の鎌倉公方足利持氏と室町幕府との間に挟まれ苦心し、命により心ならずも主君とその子を討ち取る。負い目から関東管領を辞し隠居するが関東のゴタゴタは収まらず幕府からは何度も管領復帰を促され、結果主君持氏の子成氏が関東の大乱、享徳の乱を起こすことに…前半は永享の乱より前の関東の情勢の歴史が説明され憲実が話の中心となってくるのは後半。また事件の背景説明で年代をいったりきたりするのでやや理解が難しい。2025/12/24
パパ
0
上杉憲実は将軍足利義教と鎌倉公方足利持氏が戦った永享の乱前後で関東管領だった人物。主君であった足利持氏と心ならずも干戈を交えた結果切腹に追い込み、これを苦にして出家。最後は弟と西国を放浪して周防に至り亡くなった。 上杉氏は勧修寺流藤原氏から出て、足利尊氏の生母を出している足利氏に近い一族。鎌倉初期に栄えて犬懸上杉、扇谷上杉、山内上杉、越後上杉家などに別れた。 憲実は越後上杉家から本家とも言える山内上杉家に入り、関東管領を幼くして継いだ。 室町時代中期の関東に対する解像度が上がる良書。2026/02/11
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