内容説明
江戸から明治へという激動の時代に何が変わり、何が変わらなかったのか!?気鋭の研究者たちが複雑な移りかわりを政治・文化・宗教・建築・景観など幅広い視点で解明!
目次
第1部 江戸東京論の視角(「江戸東京学」の新たな視座;江戸から東京へ―研究の流れと本書の課題)
第2部 江戸東京周辺の地域構造(徳川家康の御成と由緒・遺物―「江戸周辺論」によせて;「江戸町続」地域の形成過程と江戸・東京―『江戸周辺の社会史』をきっかけとして;将軍御成と視覚的支配―寛政期遠御成をめぐる視線の分析から;近世後期における江戸周辺地域の家作利用と生業;幕末期、江戸近郊農村における造醤油業と江戸問屋仲間;江戸上水から改良水道、そして大東京水道へ)
第3部 江戸から東京への移行と変容(明治初期東京の公共負担;幕末維新期の江戸・東京における名主の社会的位置;山王祭・神田祭をめぐる構造的変化と意義;近代移行期における江戸城郭―河岸地政策の影響と「外濠空間」の変容;明治十年代東京における区会議員選挙と地域―「部」を切り口にして)
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
1953年生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得満期退学。現在、東京学芸大学名誉教授
落合功[オチアイコウ]
1966年生まれ。中央大学大学院文学研究科国史学専攻博士後期課程修了。現在、青山学院大学経済学部教授、公益財団法人塩事業センター評議員、赤穂市文化財保護審議会臨時委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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