内容説明
関東勢百万と候へ、男は一人もなく候!乱世を渡り歩き、生きざまを見せつけた大坂の陣。戦国末期を駆け抜け、歴史に名を轟かせた信繁の戦いが、いま始まる!大河ドラマ『真田丸』で時代考証を務めた著者が描く国民的ヒーローの真実!!
目次
第1部 定めなき浮世にて候へば(人質としてたらい回しにされた幼少期;秀吉御馬廻時代の活動)
第2部 真田は日本一の兵なり(想定外だった関ヶ原の敗戦;獅子奮迅の活躍をした大坂の陣;信繁の人柄と家族)
著者等紹介
黒田基樹[クロダモトキ]
1965年生まれ。早稲田大学教育学部卒。駒沢大学大学院博士後期課程満期退学。博士(日本史学、駒沢大学)。現在、駿河台大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こまさん
2
実像に迫るシリーズの第一巻にして、黒田基樹真田シリーズの第何巻だろうか。 コンパクトに信繁の一生がまとめられている。いろいろな伝承に対し「後世の創作にすぎない」とぶったぎりするあたりはさすが黒田基樹と震えることだろう。2017/02/14
うしうし
1
大河ドラマのお陰で、真田信繁の歴史をひと通り理解していたので、復習の意味でも、良書といえる書籍だと思える。本書独自の見解は書かれていないようではあるが、著者や丸島和洋氏・平山優氏の最新研究を踏まえた記述が、要領よくなされているようだ。ややサイズが小さいものの、信繁の代表的な書状がカラー図版で掲載されているのも嬉しい。また、幸村でなく、信繁という名前が完全に定着したという感を、改めて強くした。2017/10/14
やま
0
ページ数は少ないが最新の研究をうまくまとめてある。カラー写真も豊富。2016/10/29
ふーいえ
0
経緯などわかりやすい。真田丸を見てるのでわかり易かった2018/07/11