中世武士選書
戦国三好氏と篠原長房

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864030861
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

四国・畿内戦線で活躍し、足利義栄を将軍に擁立。松永久秀・三好三人衆と戦い、信長にも一目置かれた戦上手であったが、主君により非業の最期を遂げる。戦国を生ききれなかった名将の激動の生涯をたどる。

目次

阿波篠原氏の系譜
篠原長房の登場
阿波三好氏の家老職と居城・上桜城
三好氏の内訌と義栄の将軍就位
三好三人衆と長房の活躍
キリスト教の記録に見える“篠原殿”
信長の入京と摂津での合戦
長房の讃岐経営
備前をめぐる毛利元就との戦い
反信長勢力の結集と崩壊
上桜合戦と長房の討ち死に
三好氏と篠原氏の家臣団について
長房の子女と篠原一族
長房の子孫をめぐる伝承

著者等紹介

若松和三郎[ワカマツワサブロウ]
昭和3年、徳島県美馬郡半田町生。徳島県警察官、検察官副検事等を歴任。業務の傍ら、阿波郷土会に入会する等、阿波地方の中世史を研究し、周辺地域に残された多くの歴史資料を丹念に猟集し執筆することで定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オルレアンの聖たぬき

3
なんで篠原長房公はもっと評価されないのか。ほんと不思議である。篠原長房公ほど四国、京畿、中国地方の戦国の歴史の中で活躍して、そして最期は悲劇的な最期を終えた人物はいないのではないか。2021/12/19

餅屋

2
阿波三好家の重鎮で、近畿遠征軍を支えた剛腕。将軍から陪臣と軽く扱われた三好長慶の家子(実休)の家臣で官途は右京進(低い!)。中公新書『三好一族』が出版されたいまなら是非一般書をと期待したら故人と知り残念しきり、ここでしか読めない内容です。長慶没後に、義継=久秀連合と三好三人衆そして阿波三好家に分裂グダグダ展開のなか、義稙流悲願の将軍職に義栄を据えています。病床の毛利元就を震撼させた(かもしれない)児島合戦、土佐一条家から鷹を京まで持ち運んだ律儀もの、フロイスからのよいしょと話題に事欠きません(2013年)2022/03/15

MNK2

2
三好氏の重臣篠原長房について書かれた本。マイナーではあるが、松永久秀より篠原長房の方がお気に入り。2016/12/19

相馬

1
そこそこ名前は知ってるが、実は何にも知らない篠原長房について書かれたほとんど唯一といってよい本。著者は地元の史家で、この本も自主出版。それを「中世武士選書」で復刊した戎光祥出版に拍手。2014/01/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7446314
  • ご注意事項

最近チェックした商品