中世武士選書
穴山武田氏

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864030328
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0021

内容説明

甲斐武田氏の御一門衆として君臨し武田姓をも許された穴山氏。信玄の重臣から勝頼を見限って織田・徳川の家臣に列した、穴山梅雪を頂点とする一族の歴史を通観する。

目次

第1章 戦国武将穴山氏の成立(穴山氏歴代とその系譜;戦国時代前夜と穴山氏の揺籃期;堀越公方の成立と瓦解)
第2章 穴山氏の河内支配と武田信玄(甲斐の内乱と穴山氏;武田信虎の甲斐統一と穴山氏;穴山信友の河内支配;穴山信友の登場と河内支配;武田信玄の勢力拡大と穴山氏)
第3章 武田勝頼と穴山信君(梅雪)(武田勝頼の攻勢と穴山信君;長篠の合戦;穴山信君の江尻在城;甲相同盟の決裂と駿河・遠江情勢の変化)
第4章 穴山梅雪の離反と武田氏滅亡(徳川家康の攻勢と高天神城陥落;穴山梅雪の進言と新府築城;穴山梅雪の決断;穴山梅雪の織田氏従属;本能寺の変と梅雪の死)
第5章 徳川家康の穴山武田氏再興と解体(天正壬午の乱と武田遺臣の徳川従属;穴山氏存続へ動く家康;穴山衆の解体と最後の穴山氏)

著者等紹介

平山優[ヒラヤマユウ]
昭和39(1964)年、東京都新宿区生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程史学専攻(日本史)修了。専攻は日本中世史。山梨県埋蔵文化財センター文化財主事、山梨県史編さん室主査、山梨大学非常勤講師、山梨県教育庁学術文化財課主査を経て、現在、山梨県立博物館副主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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総兵衛

2
 穴山武田氏の通史と呼べる内容です。義武以前の穴山氏を想定している点は刺激的でした。一般には信友ー信君(のぶただ)父子が知られていますが、その知名度に比べて活動までは一般に知られていない(特に信君は「裏切り者」として有名だが)。甲斐武田氏の一族、また国衆として有力な氏族、それらを以て外交で重きをなす姿が見られます。2021/07/10

オルレアンの聖たぬき

1
本の1番最後に書かれた一行に泣けた。穴山梅雪公が自身の家と武田を何とか存続させるためにやったことはもう少し見直されるべきだと思わせる。武田宗家と穴山家をこれほど詳しく書いた本はないと思う。2021/03/14

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