出版社内容情報
……ぜんぶ投げ出して、名前も変えて、面白おかしく、新しい人生を生きてみるのはどうだろう? 悪くない提案だと思うのだけどーー白鳥を演じるバレリーナ、安っぽい酒場のマネージャー、退職前夜の警察署長に魔女の歴史を研究する学校教師。彼らにとってその男は悪魔かそれとも……。ささやきにのるものらぬもアナタ次第。「黒魔術師ガブリエラ」第二部は、黒と白の服に身を包む双子の過去ものせて、恐ろしくも哀しく、哀しくも恐ろしい、正義と不義の4つの物語をお届けします。
【目次】
内容説明
白鳥を演じるバレリーナ。安っぽい酒場のマネージャー。退職前夜の警察署長。魔女の歴史を研究する教師。彼らにとってその男は悪魔かそれとも…
著者等紹介
長谷川まりる[ハセガワマリル]
作家。長野県生まれ東京都育ち。『お絵かき禁止の国』で講談社児童文学新人賞佳作、『かすみ川の人魚』で日本児童文学者協会新人賞、『杉森くんを殺すには』で野間児童文芸賞を受賞。その他の作品にうつのみやこども賞を受賞した『アリーチェと魔法の書』などがある
松井あやか[マツイアヤカ]
イラストレーター、デザイナー。岐阜県生まれ。名古屋造形大学卒業。2023年TIS公募、JIA Illustration Award 2023銀賞受賞、2024年度ボローニャ国際絵本原画展入選。現在、名古屋造形大学非常勤講師。TIS会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
86
②児童書ブラックファンタジー。黒魔術師ガブリエラは手品師を装い地方の町を巡る。邪な願いを叶える代償として魂を貰い受ける。自らガブの名前を呼んでくれる人としか契約できないため、いつでも獲物候補を探している▽[1.プリマドンナの罪]パトロンを殺したバレリーナ[2.人を見る目]醜い女はその手腕で生きていく[3.領民の土地]定年前の警察署長は悪魔の誘惑に負けない[4.魔女狩りの町]アウラ・ニマとの出会い▽1巻よりダークさは控えめ。不条理ではなくなった感じ。2026.7刊2026/08/03
がらくたどん
44
『アリーチェ』の外伝♡妖しさ満点のすかした黒魔術師・あぶないマジシャン「ガブ」ちゃん第二弾♪夢を掴みかけたバレリーナの納得の援助交際で自己実現のはずだったのに心に溜る復讐の澱。最悪の見た目と最高の審美眼を持つショー・マネージャーがルッキズムの果てに手に入れた性悪説の中の光。悲喜こもごもな市民を見守る定年間近の署長の不条理な不運を消し去る特効薬に頼らない矜持。ガブの養女達が味わった信念の暴走による虐待の負債。「まりる砲」炸裂な一冊だけど大丈夫、全部夢の世界の物語。だから児童書。楽しく読んで、心の隅っこにね♪2026/08/13
うとうと
14
ガブリエラ第2巻。 パトロン持ちのバレリーナの「プリマドンナの罪」、安酒場のマネージャーの「人を見る目」、退職間近の警察署長の「領民の土地」、魔女研究をする教師の「魔女狩りの町」の4つの物語。 ガブと取引をする人、しない人。取引しても破滅の道を辿らず強かに生きる人。アウラとニマが養子になった経緯や、ガブの過去も小出しに。前巻より面白かった。黒魔術師なのだけど、悪人とも言い切れないガブには不思議な魅力があります。以下続刊とありました。まだ明かされてない部分もあるし、楽しみ。2026/07/13
青猫ノラ
8
『アリーチェと魔法の書』のスピンオフ『黒魔術師ガブリエラ』も待望の第二巻。今作は双子のアウラとニマの登場多めで、アウラ&ニマファン大歓喜の巻。黒魔術師ガブリエラの誘惑から、魂の尊厳を守る人たちの姿が清々しい。長谷川まりるさんが描く、闇より照らす人間賛歌。2026/07/09
his
6
相変わらず、本気で小学生に読ませる気があるのかと思う反面、「少し背伸びした言い回しや語彙に憧れさせて読書に沼らせよう」とする意思も感じる。ガブさんのセリフ、小学生向きじゃなさすぎるのよ。1巻よりは、ガブさんの性格がチラ見え。何よりも気になっていたニマ&アウラとの出会い。震えちゃうね。ガブさんのご実家も震えちゃうけど。子供たち、これを読んでどう思うのか…。次巻で完結だなんて本当に残念。でも長谷川さんの中で確たる構成があってのことなのかな。ねぇねぇ、アリーチェのツンデレ白魔術師さんは出てこないの!?2026/08/08




