出版社内容情報
ママが帰ってこなくなって四か月。十二歳と十一歳の兄妹ふたり、電気のとめられた屋根裏部屋で、通りのゴミナケツで見つけた辞書を開いて夜を過ごした。捨てられた動物が人間を信じなくなるのとおんなじ。なかなか、愛したり愛されたりできない。たとえ伯父さんが迎えにきてくれて、一緒に暮らしてくれたとしても、「家族」になんかなったらたいへんだ。だってしょっしゅう、自分がいい子なのか悪い子なのか心配しなきゃいけないし、だれか出ていっちゃうんじゃないかっていつも考えちゃうだろうから……。傷もへこみも、あなたの物語の一部なんだと知ったとき、そこに生まれるのはーーカナダ総督文学賞受賞。心がふるえる新しい家族の物語。
【目次】



