出版社内容情報
あの青の向こうに、あいつが好きだった星があるーーチャンビ青少年文学賞受賞!痛々しいほど透明な少年たちの心の傷を描いた感動作。
【目次】
内容説明
お前は価値のある存在だ。親の愛を求め、ただそのひとことだけを求め、15歳の少年たちはどこへ向かうのか―。余韻まで目が離せないチャンビ青少年文学賞受賞作。
著者等紹介
キムミンソ[キムミンソ]
2000年生まれ。法学専門大学院で法学を学ぶ。本作で第17回チャンビ青少年文学賞を受賞
岩井理子[イワイノリコ]
翻訳者、ワイズ・インフィニティ字幕翻訳講座講師、日本語講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
24
ユルは今まで見てきた社会が、見た通りのものでない事に気づく。更に、父親の死と自分が生きていることを結び付けて悩んできたが、自らの生きる価値を見出していく。本来子供の生きる価値、生きる場所を見出すのは大人の役割だった。しかし、現在、今、どの国でも大人がそれだけの力を持てなくなっている。経済的バックがなくなったからなのか、生活環境の問題なのか。それでも子供たちを迎える暖かい場所は、大人たちが、まず、作らなければならない。見本を示すことで、子供たちが大人へのステップを踏めるのだ。2026/08/13
まる子
21
僕のクラスメイトは親に虐待されていた。みんなは見てみないふり?彼は愛を知らない。だから彼は北極星(ポラリス)になりたいと言った。自分と生育環境が違う相手を思い(考え)、15歳は理解し合えたらこんな味方にはなかなか出会えないだろう。他人を知り、理解する事で彼らは成長していく。しかし…15歳が抱えるにはこの現状(環境)は重すぎはしないだろうか?と読んだ。2025/10/24
遠い日
5
少年たちが胸に抱えたものが重く、必死で生きる姿に目を逸らすことができなかった。ユルの自己嫌悪と他人と関わることができない過ごし方。イ・ドヘのあまりにも無惨な、自己否定。自分を無くすことでしか今この瞬間をやり過ごすことさえできない虚無感と諦観。ユルがソ・ジヌクとの関わりの中でたまたま知った彼の苦悶。誰もが口にはできない苦悩を、ごまかしつつ生きていることへの共感。少しずつ変わっていくユルに成長を見たし、中学生という時間を迷走したことが彼らの中で芽吹きを促すこととなった事実に、心揺さぶられた。2025/10/09
📖®書店員🍵
4
普通ってなんだろう?当たり前ってなんだろう?人間らしいってなんだろう? 無垢な主人公の心の内に触れていく度に疑問が浮かび、モヤモヤとした気持ちが膨らんでいく。普通、普通じゃない、当たり前、当たり前じゃない。それは一体誰が、何処を見て、どうして決めているのか。どうしてそれが当たり前で普通になったのか。些細な出来事から主人公の心や考え、行動に影響を与えるこの作品は思春期を迎える少年少女、そしてその家族にも読んでもらいたい。 多様性、特性、個性を受け入れようともがいている時代だからこそ必要な一冊だと感じました。2025/08/16
jolly
3
親子ネタ、下を見てもキリがないし、上を見てもキリがない。さてうちはどうなんだろう。そして受験はどうなんだろう。2026/02/20




