出版社内容情報
英国を仏軍による侵略から守り、オーストラリアへの流罪に減刑されたローレンスには、英国空軍の前哨基地を築くという新たな任務が与えられた。テメレアらとともにシドニーのサウスウェールズ植民地に到着すると、現地では、植民地の秩序を守るはずの軍隊が植民地総督を追い出して自治政府を作ろうという反乱が起きていた。一方、英国政府から託され、丁重に運んできた3個の竜の卵のうち、ひとつが孵るも、その担い手として後続船で派遣されてきたのは、なんと自分のドラゴンを虐待していた宿敵ランキンだった。そして、シドニーの政争に巻き込まれたくないという思いを抱えたローレンスは、仲間とともに基地建設と物資輸送のルート開拓のため、苛酷な内陸部への旅へと向かった。
内容説明
英国を侵略から守ったローレンスとテメレアは、反逆罪による死刑からオーストラリア大陸への流罪に減刑となった。英国政府から新たな竜の卵を3つ託されて到着したサウスウェールズ植民地では、総督に対する軍の反乱が起きていた。ローレンスらは混迷を極めるシドニーを離れ、内陸に道を求めて荒野を突き進む。
著者等紹介
ノヴィク,ナオミ[ノヴィク,ナオミ] [Novik,Naomi]
1973年ニューヨーク生まれ。ポーランド移民の二世として、ポーランド民話に親しんで育つ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。もっとも優秀なSFファンタジーの新人作家に贈られるジョン・W・キャンベル新人賞(現アスタウンディング新人賞)、コンプトン・クルック新人賞を受賞。また、ヒューゴー賞にもノミネートされ、『テメレア戦記』はその後ベストセラー・シリーズとなった『ドラゴンの塔』では、投票によってその年の最高のSFファンタジー小説に贈られるネビュラ賞を受賞、同時にヒューゴー賞にもノミネートされた
那波かおり[ナワカオリ]
英米文学翻訳家。上智大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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