出版社内容情報
ローレンスらが捕虜として捕えられたツワナ王国では、竜と人が家族を形成していた。その竜王モカカーンはツワナの民が西洋人の奴隷狩りの犠牲になったことに憤り、奪われた民を取り返す計画を温めていた。テメレアの機転によりなんとか監禁から脱出したローレンスたちだったが、英国がアフリカ大陸に築いた植民地と貿易港はツワナ王国によって奪い返され、英国はアフリカからの撤退を余儀なくされた。そして、帰国したローレンスたちは、英国空軍がすでに苦境を脱したことを知る。しかし同時に、海軍省委員会が敵国フランス軍を壊滅させるべく進める非道な計画を知ってしまい、愕然とする。テメレアとローレンスは、悲痛な思いを胸に祖国から敵国へと向かう決意を固め…。
内容説明
アリージャンス号でアフリカにたどり着いたテメレアとドラゴン艦隊の仲間たち。祖国を救う手立てを求め、ローレンスらは奥地に分け入るも、民が奴隷狩りの犠牲になったことに憤るツワナ王国の竜王モカカーンに囚われ、窮地に―。一方、テメレアたちの奮闘により苦境から脱した英国では、不穏な計画が進行していた。
著者等紹介
ノヴィク,ナオミ[ノヴィク,ナオミ] [Novik,Naomi]
1973年ニューヨーク生まれ。ポーランド移民の二世として、ポーランド民話に親しんで育つ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。もっとも優秀なSFファンタジーの新人作家に贈られるジョン・W・キャンベル新人賞(現アスタウンディング新人賞)、コンプトン・クルック新人賞を受賞。また、ヒューゴー賞にもノミネートされ、『テメレア戦記』はその後ベストセラー・シリーズとなった。『ドラゴンの塔』では、投票によってその年最高のSFファンタジー小説に贈られるネビュラ賞を受賞、同時にヒューゴー賞にもノミネートされた。他に『銀をつむぐ者』など。現在、夫と娘とともにニューヨーク市に暮らす
那波かおり[ナワカオリ]
英米文学翻訳家。上智大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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